ISOランニング vol.7 ~ピッチとストライドと心拍数の関係を考察~
ポイント練習の合間の練習としてペース走を取り入れる
練習内容の良し悪しは別にして、ジョグで距離を稼ぐだけの練習では走力アップが望めないと思い、ポイント練習間の練習をジョグだけで済ませず、中強度のトレーニングを取り入れるようにしてみようと思います。
私なりの中強度の定義として、①スピードを出しすぎない、②距離を長くしすぎないことで、高強度練習とのメリハリをつけ、疲れを残さないよう配慮しようと考えています。
というわけで、早速、Mペース走をジョグの合間に取り入れてみました。
その結果が上の表になります。
平均ペースはだいたい似た感じですが、走りの内容を大きく変えてみました。
当初より、ストライドを広げることで目標タイムに近づこうとしていましたが、脚の痛みなどを理由に意識的にストライド強化を実践してきませんでした。
まだ不安はありますが、とにかくできる範囲で取り組もうと始めた最初の一歩がこの結果になります。
考察①ピッチを下げて、ストライドを広げると体はどうなるか
まず、高ピッチ、狭ストライドに比べると明らかに接地の衝撃が大きくなります。
膝や股関節にいつもと違う負荷を感じました。
特に、お尻の筋肉を使ったんだろうなという疲労感をいつも以上に感じました。
ただ、上下動を小さくして上手に走ることができれば、思った以上に体への負荷は小さくできるとも思いました。
ここでも肝心なのはランニングフォームだということを再認識しました。
考察②どうやってストライドを広げるか
今まで、ストライドを広げるためにやっていたことを6日の練習では行いませんでした。
というよりも、行うことができない状態でした。
左脚のアキレス腱を長いこと痛めていまして、前足部での着地やけり出しがまったくできない状態です。
今までは、より遠くに進もうと一生懸命地面を蹴って、ももを上げて、頑張ってストライドを広げていました。
6日のペース走時は、そうした頑張ってストライドを広げることは一切せず、前傾姿勢と真下接地を意識することで1.2mを維持することができました。
特に、接地に関しては次のように細かく分けて意識するようにしています。
①体の真下で接地すること
②接地する直前に蹴りだしの準備をすること
③蹴りだすときに次の接地の準備をすること
④反発力を減らさないような接地をすること
⑤右足と左足で接地の差をつくらないこと
特に、②と③を意識するようになってから、接地時の負荷が減らせるようになった気がします。気のせいかもしれませんが、どこかを新しく痛めるようなことはなくなりました。
考察③ストライド走法は心拍数が抑えられるのか?
ラップごとのペースが異なるので比較するにはデータが足りませんが、走っている時の感覚では、ピッチを落としてストライドを広げている時の方がかなり楽に走ることができました。
結果を比較しても、5km地点のラップは両日とも4'20/km程度でしたが、心拍数は大きく差が生じていることがわかりました。
まあ、その前までのラップが影響している可能性は否めませんが。
ただ、5日の3km地点の心拍数を6日の5km地点の心拍数が下回っているのは走り方の違いからくるものだと考えています。
できるだけ同じ条件での走りを重ねて、どちらがより自分に合っているのか探っていこうと思います。
まとめ
6日のペース走はゆったりと走りすぎてピッチが180spmまで下がってしまったので、180後半を維持できるよう感覚を養っていきたいです。
ストライドは1.2mを最低基準として、できれば1.3mまで無理なく広げられるようにしたい。ペースの上げ下げをストライドのコントロールで調節できるようになれればと思います。
今回履いたシューズは、5日はハイペリオンテンポ、6日はボストン10でした。
この練習目的にはボストン10のようなカーボン入りシューズが向いているかもしれません。
今日はハイペリオンテンポで昨日と同じ感覚で走れるか試してみたいと思います。
またシューズが増えてしまいそうな予感がします笑
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