見出し画像

私、オランウータン博士です。

オラン(人間)+ウータン(森)=森の人

今回は、オランウータンについて語ります!

アフリカに住むチンパンジーやゴリラの方が、メディアで取り上げられることが多くて知名度が高いけど、オランウータンはインドネシア(スマトラ島)とマレーシア(ボルネオ島)の生き物。

同じアジア圏に住む仲間なのに、あまり知られていないことをいつも残念に思っています。

●体長 →約1m20㎝

●体重 →オス(70~80㎏)は、メス(約40㎏)の2倍(ゴリラは200㎏!)

●寿命 →飼育下で60歳超えが2頭(多摩動物公園にいた)。野生は恐らく40~50歳。病気やケガで亡くなることも多い。

●食べ物 →果実(野生の柿※、イチジク)、生姜の茎、筍の先、木の実、葉っぱ、木の皮、蟻などの昆虫 ※熱帯によくある小さくて甘くない柿

思春期だってあるし、言葉も分かる!

10歳くらいまで性差は見られないけど、この頃から男女の違いが体に表れ始めるんですって!

言葉は「手話」を覚え、ある程度のコミュニケーションは可能。また「漢字」や「記号」を見て覚え、その意味を理解することもできる賢いオランウータン。

毎日かかさないベッドメイキング

朝6時に起きて、朝ごはんを食べて、移動して昼寝して、夕方にご飯を食べて、夜6時くらいに寝るそうで、ちょっとうらやましい暮らし。

木の上に枝を折って鳥の巣のようなベッドを毎日つくって寝ています。枝と葉っぱを集めて、枕や掛け布団も作ることがあるなんて人っぽいですよね。

厳しい自然の中での出産と赤ちゃんのこと

木の上のベッドの中で産むだろうと言われています。ヘビやタカ、ウンピョウといった天敵に赤ちゃんは狙われやすいので、見つかりづらいところで出産します。

生まれたての赤ちゃんは人間と同じで立てないけれど、お母さんのおなかの毛にしがみつくことはできます。でも、しがみつけない赤ちゃんは残念ながら死んでしまうんですって。

トトロのモデルは、オランウータン?

これはジョークですが、日本の2倍雨が降る地域に住むオランウータンは、葉っぱをまとめて頭に乗せ、傘の代わりにして雨をしのぐんですよ。

他にも、木の枝を使って棘のあるドリアンの中身をほじくり出すし(道具を使う)、脳が大きい、しっぽがない(類人猿にはない)、遊ぶ(笑う)等、人間に似ているところがたくさんあります。

親近感がわいてくるでしょ?

もちろん人間と違うところもあって、毛だらけ(毛は抜ける)、足のカタチ(足で物が掴める→逆さまで遊ぶ)、木の上で暮らす(体が柔らかい)、群れを作らない、等。

でもその違いが魅力でもあったりしますよね。


…今回のお話は、オランウータンコーヒーを販売されている小川珈琲さんが昨年オンラインで開催された 「“森の人”オランウータンについて学ぼう!」で、私がお勉強したことをお伝えしました。

これからも学び続けていきたいですね。オランウータンのことだけでなく、多角的な視野と知識を深めたいと思っています。



ぜひサポートをお願いします。私の制作活動や、オランと共に活動している「オランプロジェクト」の活動資金に活用させて頂きます。「Protect Our forest」さあ!あなたもオランと一緒に森を守り育てませんか?