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格納庫好き! ANA Blue Hangar Tour (ANA機体工場見学)に行ってきた

こんにちは。
久しぶりにANAの機体工場見学に行ってきました。

ANA Blue Hangar Tour とは、本物の飛行機 (大きさ/音/匂い/振動)を間近に感じながら整備士の「安全」に向き合う姿を体感できるツアー。

東京モノレールの新整備場駅から歩いて15分ほどのANA コンポーネント メンテナンスビル

メカニックな知識もなく航空機マニアでもありませんが、飛行機と空港がとにかく好きなんです。日常から遠くへ運んでくれるあの高揚感が。

愛読書 イカロス出版の「月刊 エアライン」

受付カウンターでチェックインを済ませ、お話会場でANAグループの整備部門(e.TEAM ANA)について学び、格納庫へ。

商品化して欲しい!ってお願いしてる、整備士クマちゃん

扉が開いた瞬間「わー!!」とそのスケールにドキドキする。
第1号格納庫には航空機が7機、第2号格納庫には3機が格納可能。

巨大な大扉は全部で18枚。高さ23m、重さ1枚当たり33トン。間近で見ると圧倒される大きさです。

そして魅かれるのが直線。1本たりとも無駄のない線、整然と絡み合ったその美しさに見惚れる。

787が格納されていました。

787は日本の航空産業が製造を分担し、ローンチカスタマーがANA、そして二社目のデリバリーがJALというなんとも愛着がわく機。

2011年、雨のエバレットで挙行されたANAへのデリバリー式典(「AIRLINE ボーイング最強伝説」より)

あーボーイング社エバレット工場で見た787が思い出されます。(現在は787製造拠点はサウスカロライナ州チャールストンに集約)
(記事「世界最大のボーイング社エバレット工場 とエアフォースワンが見られる航空博物館/ シアトル①」)

787の構造のうち35%は日本で製造されています。
主翼は三菱重工、前部胴体などは川崎重工業、中央翼はSUBARU、主翼スパーは新明和工業、GEnxの低圧タービン・高圧圧縮機後段はIHI などが開発に参画しました。

完成した主翼や胴体は中部国際空港からドリームリフターで米国へと運ばれます。

ぷっくりカワイイ DREAM LIFTER

787の特徴であるギザギザ卵のシェブロンノズル。このギザギザは騒音を低下させる効果があるそうです。

エンジンはロールス・ロイス製トレント1000。

そして4分割のコックピット窓。1枚あたりの大きさは旅客機としては最大級。窓は開かず、非常口は天井に設けられています。

ちょっとニヤい787の顔

優美な垂直尾翼

麗しいおしり

美しい直線。

ボーイング737-500 「スーパードルフィン」がひっそりといました。

1995年のエアーニッポンでデビューしたイルカの737は、2020年6月14日に役割を終えました。お疲れ様。

線の一部と化した、整備士ひとりひとりの名前が記されている工具箱たち。美しいね。

ハンガーツアーの後に行った第3ターミナルでR2発見!うわーん出国したい!

夕暮れの空と鶴丸、R2、ハワイアン。なんだかカワイイ、とっても嬉しい。
(記事「ありがとう!そしてお疲れ様「BB-8 ANA JET」」)

なんて多くの人の手を経て、なんて多くのテクノロジーを駆使して、なんて膨大な時間をかけてひとつの機が運行するんだろう。

飛行機に乗る時にはいつも「ありがとう、よろしくね」と機体に触れてから乗り込みます。もっと携わった方々に感謝しながら乗らねば、とツアー後に考えさせられました。

ありがとう、また来ます!

格納庫の写真は全てANA掲載許可済みです。










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