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腸活に欠かせないルミナコイドとは?【動画解説】前編

ルルミルク発売1周年記念として公開された動画「腸活スペシャル対談」はご覧いただけましたでしょうか?
腸活スペシャル対談#1 https://www.youtube.com/watch?v=RHEv6e47qQE
 

 
 
内科・皮膚科医師で、YouTubeなどで美容・健康を分かりやすく解説されている友利新先生と、腸内細菌研究にも取り組まれている京都府立医科大学教授・内藤裕二先生の対談動画です。
 
対談動画は、全部で6編、各約15分程度ですが、情報量が多いため、予備知識が足りないと理解することが難しいかもしれません。

そこで、ここでは、本動画の大切なポイントを2回(前編・後編)に渡り、分かりやすく解説します。
 
まだ動画を見ていない方は、是非こちらの動画をご覧ください。
  

今回は、対談#1「腸活に欠かせない食物繊維”ルミナコイド”とは?」を解説します。
本動画のポイントは以下6つです。
 
① 免疫と腸は密接に関わっている
② 腸内フローラを元気にするためには"食物繊維の摂取"が大事
③ 食物繊維を水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けるのは古い?!
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④食物繊維(ルミナコイド)が腸内細菌の餌になる
⑤食物繊維もルミナコイドの一種
⑥ルミナコイドとは?

 
今回の前編解説では①~③について、解きほぐしていきます。

① 免疫と腸は密接に関わっている

腸内の細菌は「善玉菌」、「日和見菌」、「悪玉菌」と大分される

人間の免疫のおよそ70%は腸と関係しています。
腸内環境を改善することで、アレルギーを緩和したり、病的老化を抑制したりできると考えられています。本来私たちが持つ免疫を活性・維持するには、腸内環境の他、血流、自律神経、睡眠、姿勢、運動等、さまざまな要因が関わっています。

腸内環境を整えるとは、腸内に"私たちと共生している微生物(腸内フローラ)"を元気にすることと言えます。良い腸内環境とは、腸内の常在菌が多種多様で且つ、いわゆる善玉菌が優勢な環境を指します。
善玉菌が優勢な環境とは、腸内のp H バランスが弱酸性に傾ける食生活によって導くことができます。
腸内のpHは低い(酸性が強い)ほど便の色は黄土色に、pH7(中性)を越えると茶色に、pH8(弱アルカリ性)になると黒茶色になります。つまり、腸内環境が良い人の便は黄土色です。

免疫を適正に維持するためには、多種多様な微生物(腸内フローラ)の維持が欠かせません。そのためにも、食生活が重要です。

② 腸内フローラを元気にするためには"食物繊維の摂取"が大事

腸内に棲む細菌をお花畑に例えたことから腸内フローラと呼ばれる

 腸活として食物繊維を積極的に摂取しています、という方も多いのではないでしょうか。食物繊維は、腸内の有害物質やコレステロールなどの排出を助けます。不足すると便秘やさまざまな症状が出てきます。食後の血糖値の急上昇を抑え、脂肪吸収の抑制、血中コレステロール値の減少など、食物繊維は快便以外にもとても大きな影響を持っています。  


③食物繊維を水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けるのは古い?!

プレバイオティクスとプロバイオティクス、どちらも大切

日々情報が更新される中、今注目されているのはプロバイオティクスとプレバイオティクスという概念です。
プロバイオティクスとは、乳酸菌やビフィズス菌などの生きた微生物で、これらを直接摂取する方法です。
プレバイオティクスとは、腸内に既に存在する良い働きをする微生物(善玉菌や日和見菌)を成長または活動を誘発する作用のある食物繊維やオリゴ糖などの難消化性の食物繊維(ルミナコイド)を摂取する方法です。
 
プロバイオティクスは、摂取しても定着することがないため、継続して摂取する必要があります。
プレバイオティクスは、摂取することで元々私たちの腸内に既に存在する良い働きをする微生物(善玉菌や日和見菌)の餌となり、ヒトに有益な「短鎖脂肪酸」などの代謝物を産み出してくれます。

この「短鎖脂肪酸」は、腸のぜん動運動(腸が伸びたり縮んだりをくり返して便を移動させ、体外へ排出する動き)を促し、腸内のp Hバランスを弱酸性に傾け、腸内フローラ(腸内細菌叢)の多様性を回復・維持し、病原菌の侵入や増殖を防ぐ働きがあると言われています。

この動画のまとめ

腸活新常識は、プロバイオティクス、プレバイオティクスを十分摂取することです。
それにより、腸内フローラを元気にし、免疫を正常に維持しましょう。


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