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腸活美肌マガジン

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栄養学から食事、運動メニューまで、最新の腸内研究に基づいた腸活情報マガジン
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あなたの「汚腸」の原因は? 毎日を確認しながら自分に合った「美腸」づくりを。「計画腸活のススメ」

腸内環境を意識する3大理由株式会社インテージの調査によると、女性の腸内環境を意識している3大理由は 1位 便秘の改善 2位 美肌/肌質の改善 3位 ダイエット/メタボの改善 だそうです。 当たり前ですが、みなさんそれなりの悩み、理由があるということですね。 では、それらの悩みが解消されたら、腸活は終了してよいかというと、 できれば無理なく美腸もキープしたい、と思うのが本音ではないでしょうか。 そもそも腸の状態って目に見えないので分かりにくいですし、はっきりとした自覚症

1日10分!代謝UP&腸のぜん動運動も促す「腸トレ」で毎日が活動的に。

体を動かすことで腸に刺激を与え、腸を活性化させます。 今話題の腸トレは様々な情報をインターネットで探すことができます。 今回はルルミルクがおすすめする「腸トレ」として、朝日新聞サイトに掲載されているトレーニングをいくつかご紹介します。 どれも自宅でできる簡単アクティビティですので、是非トライしてみてください。 記事・画像引用元:朝日新聞 Reライフ.net <腸トレ1>足上げエクササイズ足上げエクササイズは、「椅子に座ったまま足を上げる」だけ。運動が苦手な人やひざなどに痛み

オナカのチカラproject 

この腸活ブームを一過性に終わらせずに、美容・健康の本質の理解を促し、より多くの人々の健康増進、ウェルネス向上に貢献することを目的としています。 食育とは、「様々な経験を通じて、食に関する知識と、バランスの良い食を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むこと」。 日本は世界に先駆けて食育基本法が2005年に国会で成立しました。食育は、生きるための基本的な知識であり、知識の教育、道徳教育、体育教育の基礎となるべきもの、と位置づけられています。単なる料理教育ではな

プレバイオティクスとプロバイオティクス

腸内の善玉菌の割合を増やし、腸内常在菌のバランスを整えるには、大きく分けて二つの方法があります。 一つめは、生きた善玉菌である「プロバイオティクス」を直接摂取する方法です。 食品ではヨーグルト、納豆、漬物など、ビフィズス菌や乳酸菌を含むものです。ただし、これらの菌は腸内にある程度の期間は存在しても、棲み着くことはないため、継続して摂取する必要があります。 二つめは、腸内に存在する善玉菌を増やす作用のある「プレバイオティクス」を摂取する方法です。 食品成分としては、食物

超生命体

超生命体(superorganism)とは、 細菌の遺伝子学者としてノーベル生理・医学賞を受賞した Lederberg博士は2000年に宿主と共生生物はゲノム(遺伝子情報全体)を一つにした超生命体(superorganism) *(1)として考えるべきである、という説を提唱しました。 私たちの口腔・咽頭・呼吸器、泌尿生殖器、胃・腸などの「身体の内側」を含めたあらゆる体表面には、細菌(常在菌)が共生しています。 *常在菌:人体の細菌は「常在菌」と呼ばれ、コレラ菌など一過的

ディスバイオシス

ディスバイオシス(dysbiosis)とは、常在菌の多様性が無くなる、宿主に対し常在菌の共生が上手くできていない状態を「ディスバイオシス:Dysbiosis」と呼びます。 私たちに共生している常在菌は、身体のあらゆる体表面に固有のバランスを保ちながら定着しています。特に腸内細菌は、私たちの健康や生命機能を維持しているともいわれています。 便宜上「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」とよく言われますが、そのような細菌は実際には存在しません。私たちが健康でいられるのは、善玉も悪玉も

腸内フローラ多様性のカギ「短鎖脂肪酸」とは?

短鎖脂肪酸とは、腸内フローラがルミナコイドを食べて、作り出す有機酸の一種です。人間の腸内には、数百種以上、100兆個以上の腸内常在菌が生息していますが、その中のいわゆる善玉菌、日和見菌と言われる大腸の常在菌が、ルミナコイドを発酵させ、短鎖脂肪酸を産み出します。 これらの短鎖脂肪酸は、腸や体のエネルギーになったり、大腸の腸管粘膜を修復したりします。 また、消化吸収や排便を促すほか、脂肪の蓄積を抑えたり、炎症を抑えたり、私たちの体を強くし、守る作用など、私たちの健康にとって様々

オナラや便の匂いの原因は、腸内pHバランスの崩れかも?

pH(ペーハー)とは、水溶液の性質を表す単位の一つで、溶液中の水素イオンの濃度を表します。pHの値は通常1~14とされ、pH7を中性とし、これより低い方を酸性、高い方をアルカリ性(または塩基性)と言います。 腸内には多彩な細菌群がバランスを保ち共存しています。そのため、腸内のpHバランスが変わることで、腸内常在菌のバランスにも大きな影響を及ぼします。 腸内フローラ(腸内細菌叢)を形成している常在菌は、一般的に、善玉菌、悪玉菌、日和見菌と言われます。 良い腸内環境とは、腸

乳酸菌が新型コロナ感染予防に効く?

SARSが猛威を振るった2003年と同様、今回も、根拠がない、間違った風評が流布されています。 消費者庁では、健康食品、マイナスイオン発生器、空間除菌剤、アロマオイル等において、優良誤認や虚偽・誇大表示の注意を喚起しています。 特に、健康食品では以下のような事例を挙げています。 高濃度でビタミンCを摂取する事が非常に効果的 自分の免疫機能を高めるビタミンC ・新型肺炎・免疫パワーに必須のビタミンD サプリメントで体の免疫力を高める、パウダルコ、亜鉛、L-リジン

腸活関連市場動向

(1)ヨーグルトと主な発酵系飲料の商品数推移*(1)下の図は、ヨーグルト、ドリンクヨーグルト、乳酸菌飲料(殺菌していない、要冷蔵飲料)、乳酸飲料(殺菌してあり常温保存可能な飲料)で、バーコード登録されている商品数の2011年から2019年までの推移です。 ヨーグルトは、2011年から2015年約1.11倍、2015年から2019年で約0.95倍。 ドリンクヨーグルトは、2011年から2015年約1.52倍、2015年から2019年で約1.30倍。 乳酸菌飲料は、2011

大腸全域に短鎖脂肪酸を生み出すには

大腸内の常在菌がルミナコイドを発酵させて産み出す短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸など)は、小腸の繊毛運動や、大腸のぜん動運動のエネルギー源になります。 大腸全域に生息している常在菌に短鎖脂肪酸を産み出させるには、ルミナコイドも大腸全域に行き届かせる必要があります。 小腸は、約6~7mの長さがあり、その表面積はテニスコース1面分(約200㎡)、大腸は約1.5mの長さで、テニスコート半面分(約100㎡)の表面積があると言われています。 ルミナコイドは、それぞれ分子量、分

その肌トラブルの原因は腸かも。美肌作りや女性らしさを整えるルルミルクの力。

ルルミルクをご利用いただいている多くのお客様がその目的に挙げている、肌質改善。ルルミルクに限らず腸活を実践されている女性の多くが肌荒れ解消や美肌効果を期待されています。 若さも美肌も免疫力アップも、すべて腸内環境がポイントになっているからです。 そこで今回は多くの方の悩みである「若々しさと腸内環境」についてご紹介していきます。 最近話題の「エクオール」とは?腸活に興味をお持ちのみなさんなら「エクオール」という言葉を聞いたことがあると思います。エクオールとは、大豆イソフラボ

食生活チェックで毎日の食事について考えよう。

私たちの体は毎日の食べ物でできています。 そもそも腸内フローラのバランスが乱れるのも、毎日の食事や生活習慣が原因。 食事で足りないルミナコイドをルルミルクで補うだけでなく、食生活から見直すことで、理想の美腸にぐんと近づくはずです。 たった7つの質問に答えるだけで、改善のアドバイスがわかります。 さあ、いますぐチェック! 食生活チェックシート*理想的な食生活の回答は下あります。まずは見ないでチェックし、手元にメモしてね。 1)パンや麺類(ラーメン、うどん、パスタ)、ピザ、パ

あなたの腸活は大丈夫? 美腸づくりのカギは、「短鎖脂肪酸」の産生力。

大腸がんは40年で7倍。女性の死亡理由でも第1位。国立がん研究センターの調査によると、大腸がんの患者数は毎年増加しており、40年間で7倍にも増加。特に女性は、罹患数は乳がんに次いで2位、死亡数に至ってはなんと1位にもなっているとても怖い病気です。 なぜこんなに増えているの? 3つの理由が考えられるそうです。 日本が『先進国』になったから。大腸がんの発症には高脂肪食や肥満、運動不足など、先進国特有の生活習慣が関係。 高齢者の増加。大腸がんは40歳以降、加齢とともに罹患率が