見出し画像

提言:「通常級」「普通級」でなく「一般級」と呼ぼう

今年度の1学期は、自分史上最多回数、保護者面談に同席しました。
勤務校の特徴かもしれないのですが、大半が、いわゆる「適正就学」の問題がネックの面談でした。保護者が子どもの「支援級」への転級を望まないのです。そして、保護者が子どもの実態を受容できていないというよりは、「通常級」「普通級」へのこだわりを払拭できない、という家庭がほとんどでした。「通常級」で「みんなについていけるように」、放課後デイサービスやオンラインの塾を利用して子どもに宿題以外にも勉強をさせ、家庭でも「おうち学習サポート大全」なる本を熟読実践している、というご家庭もありました。

「適正就学」の問題は、ケースバイケースで何が正解か言えない・わからないところもあるのですが、それにしても「支援級」か否かの2択の溝が大きすぎることはまちがいなさそうです。


そこで、なのですが、小さな一歩として、みなさん「通常級」「普通級」という呼び方をやめて、「一般級」と呼びませんか?

「一般車両」と「特別車両」だったら、どっちもそれぞれの良さがあることが、もう少し伝わりませんかね…。ほら、新幹線で自由席とグリーン車・グランクラスだったら、それぞれ良さがあるでしょう?少なくともわたしはどっちも好きです 笑。


その昔、「支援級」は「特学」と呼ばれていました。「その特別は『スペシャル』っていう意味だよ」と、大先輩の先生から、若かったわたしは教わりました。

(注:写真は某ダムカレーです)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?