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SLA研究からわかった!英語学習モチベーションの上げ方3選

この記事の土台:SLAとは

Second Language Acquisitionの略で、「第二言語習得」という研究分野です。大学時代に英語学科というふんわりした学科にいた私は確かその授業が必修でした。母語以外の第二言語をどう習得すると効率的なのか?を考える学問です。わたしに置き換えますと、日本語が母語で英語は第二外国語なので、それに当たります。SLAを噛み砕いて説明したいという素敵な本に出会ったので、その一節をかいつまんでゆるめにご紹介します。

前提:勉強はめんどい

だからこそ、モチベーションの維持が鍵になることまでわかっているそうです。でもそれが難しいからどうすんのよ?というところで。よさそうな方法を3つご紹介します。

その1:理想的な将来像を具体的に描く

あ〜〜英語ペラペラになりて〜〜〜〜

というのは日本人の1/3が抱いているなんか漠然とした気持ちではないでしょうか。この狭い島国を抜け出してなんか…貨幣価値の上がっている他国でぺらぺらしゃべくると、幸せになれるんじゃないか?もう空気を読んだり、寿司や天ぷらを食べたり、ワクチンを永遠に予約できない生活にはUNZARI…MAPPIRA-GOMENなんだぜ!と。

そんなときは、海外にいて英語をしゃべれる自分を「まるで現実に起こっていることのように」頭でイメージできると「脳はそれを現実と捉えて」現実化するよう行動を起こすことができる。これは、自己不一致理論:将来の理想像と現実の自分にギャップがあるときに、そのギャップを埋めようと行動するんじゃない?という理論から編み出された方法だそうです。

確かに、本田圭佑選手やイチロー選手が小学校の卒業文集に「まじでプロになるぞ(意訳)」とポジションまで具体的に書き上げていたことはわたしも知っています。そして彼らがその夢を叶えたことも…(同じように文集に夢を書いた少年少女が夢を叶えていないこともまた事実ではありますけれど…ちなみにわたしの幼稚園のときの夢はペットショップの店員になるでしたが、まだ叶えられていません)

具体的にものごとを描写するときに活躍する5W1Hを用いて、あなたの英語に関する夢を具体的に考えてみるのはいかがでしょうか。例えば、オーストラリアでコアラを抱っこするために現地の人と英語で会話したい。できればちょっと目が大きくてかわいい、右側の木につかまっている、今うとうと寝ちゃってるかもしれないんだけど、あのコアラがいい。みたいにどういう理由でどのコアラを選びたいかまで伝えたい。とか。そういう具体的なシチュエーションをイメージすることが大切。これは英語学習だけでなく他の目標にも使えそうなテクですね。

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呼んだ?

その2:内発的動機づけを生み出す

内発的動機づけ…って難しくてよくわかんない言葉ですけど、「自分でやりた〜〜い」って思う気持ち。お金がもらえるとか、怒られたくないとか、他の人がどうこういうからとか、そういうことじゃなくて「自分で」モチベが内側からオラぐんぐんわいてくるゾッ!!!ということです。

そのために3つ活かせる人間の欲求がございます。その1自律性欲求:自分で決めたルールを守って行動したい。その2有能さ欲求:自分は優れた人間だし、それを認めてもらいたい。その3関係性欲求:周囲の人たちと仲良くやりたい。

英語の学習によって、上記の欲求を満たせれば、内発的動機づけがしやすいということです。具体的にいうと、「毎日5分洋書を読むぞ」と決める。それを守る。すると、自律性欲求が満たされて、いい気持ちになる。または、スカイプ英会話で相手がふむふむと思うことを表現できる。すると、有能さ欲求が満たされる。関係性欲求に関しては日本で英語で…は気軽に難しいですけど、英語学習サークルみたいなのに入って、ちゃんと発言できると周りも認めてくれる。すると、関係性欲求が満たされる。というようなことです。

自分が学習をするときに、どの欲求を満たしそうだからこれをやるぞ!と決めるのもいいかもしれません。例えばこの前自分が紹介したみんチャレでは関係性欲求が満たされるのでよいんですね。自分でみんチャレでやるぞ!と決めたなら自律性欲求、ふむふむと思わせられれば有能さ欲求も満たすことができそうです。

その3:自分がどんなときにやる気が出たか振り返る

その1その2は未来、勉強しているそのときがトリガーになってモチベがわく方法について書きましたが、その3は「過去」にフォーカスします。振り返ってやる気になった瞬間があれば、それを思い出して再現してみたらいいんじゃない?と。

人生で初めて英語にふれたときの思い出は?英語を本格的に学びたいと思ったきっかけは?英語以外に好きなことは?それがどう英語と関係している?自分がこれまで大切にしてきたことは?それはどう英語と関係している?今の仕事を選んだ理由は?またそれは英語と関係しているのか…?

例えば自分の例でいってみますわ。

◆人生で初めて英語にふれたときの思い出→小学校一年生のとき、満点先生?というFAXと電話で英語を学ぶオンライン的な塾で勉強したとき。正直なにも身につかなかった。(ごめん親¥)

◆英語を本格的に学びたいとおもったきっかけ→中3くらいで家族でアメリカ旅行にいったとき、英語が全くしゃべれなくてもどかしい思いをしたこと。(ありがとう親¥)

◆英語以外に好きなことは?→読書、服選び、インテリア。◆それがどう英語と関係している?→英語関係の本を読んだりしますね。洋書も最近は手を出すように。

◆自分がこれまで大切にしてきたことは?→好奇心に従って生きる。◆それはどう英語と関係している?→海外にいきたいと思ったらいったり、英会話したいと思ったらスカイプ英会話したり。(ありがとう親¥)

◆今の仕事を選んだ理由は?→なにかつくる仕事をしたかったから。◆またそれは英語とどう関係している?→今はあんま関係ない。カミングスーンだと信じている。

過去を振り返ると、そのときそのチャンスを与えてくれた環境が大きかったなと…一人の親としては子供にも(ありがとう親¥¥)と思ってもらえるよう、いろんな経験をさせてあげることが大事だなと思いました。

(あれ…自分の勉強っていうかなんか思っていたのと違う締めくくりや…)

また、「自分が圧倒的にできない環境に身を置く」というのも個人的には効くと思ってよくやります。英語ができないから英語学科にいく。英語をしゃべれないからカンボジアやフィリピンにいく。動画編集ができないから動画のオンラインサロンに入る。デザインができないからデザイナーと働く。でもそういうのも20代でいったんやめようかなと思ったり…人生はまだまだ続く…けどどうしたいかですね…


↓忘れていたが昔経験に基づいたモチベーションの上げ方について記事を書いていました

また、この本からは抜粋してご紹介できたらいいなと思います。ではー

英語勉強に関するなにかを買い、記事で紹介しようかと思います(*^^*)