1枚初動ネオダイダロス先攻全ハンデス＋2妨害と海皇幻竜デッキの話

もう遊戯王関連の記事は書かないと言っていたが、メモがてらごちゃごちゃと投稿。

1枚初動先攻ネオダイダロス＋２妨害

深海のディーヴァ1枚から、海をサーチしつつネオダイダロスを出し、全ハンデスしつつ神竜騎士フェルグラントと煉獄竜オーガドラグーンを並べる方法を考案した。
詳細はこちらの動画を参照。

※9/13追記
《ユニオン・キャリアー》が禁止になり、下記の展開は紙ではできなくなりました。
ユニキャリを使わない展開はこちらを参照。

注目ポイント

• 深海のディーヴァ1枚から繋がる完全1枚初動
  先攻ネオダイダロスの課題の一つがいかに海をサーチするかであり、海を含む2枚初動だと展開構築の難易度は大きく下がる。
  今回の展開は、（多分）手札コストも含めて全て展開途中で入手可能であり、手札に深海のディーヴァ1枚しかない状況からでも実現可能。

• 属性縛りや召喚制限が一切ない
  ネオダイダロスは海神の依代によりかなり出しやすくなったが、水属性縛りが付くため、ネオダイダロスとともに妨害札を並べたりその後の展開を伸ばすといったことが難しいという問題がある。
  紹介した展開にはそうした制限は一切ないため、展開の応用やネオダイダロス以外の他デッキへの転用も可能と思われる。
  特に、レベル3シンクロ1体からタツノオトシオヤをリクルートする展開は、ディーヴァ類似のリクルーターなら実現可能であり、（EX消費は嵩むものの）ハリファイバー亡き後のお遊びデッキギミックとしてはかなり有用なのではなかろうか。

• 全ハンデスに加えての2妨害
  現代遊戯王においては、先攻全ハンデスしただけではそこまで強いとは言えない。1枚初動はいくらでもあり、ドローした1枚から逆転される可能性は大いにあるからだ。
  あくまでもフィールド上のカードにしか干渉はできないが、2妨害を添えることで、後攻ワンキル火力のみならず先攻制圧力もある程度確保できた。

• ハリファイバー不使用で、紙のレギュレーションでも実現可能
  先攻ネオダイダロスについてはいくつか先例を調べたが、聖杯の神子イヴやハリファイバーといった紙のレギュレーションでの禁止カードを使っているものしか見つからなかった。そもそもネオダイダロスに対する注目が低く、先攻ネオダイダロスを考える人が少ないこともあるのだろうが……
  紹介した展開は、マスターデュエルでも紙でも使用できるカードのみを用いている。特にハリファイバー不使用は最大の拘りポイント。
  なお、今回使用しているカードだと、ユニオン・キャリアーやボウテンコウはどこかで禁止となる可能性があり得る。

当然試合で使うようなギミックではないので、「こんなこともできるんだ」程度に思ってもらえれば嬉しい。

現在のカードプールは素晴らしいので、おそらく1枚初動で出せないカードはほぼ無い。多分1枚初動でデッキを全て引き切ることもできるだろう。
この手の1ターンでできる系ギミックはパズルみたいなもので、対戦とは全く別の遊びに近いかもしれない。

ちなみに先攻全ハンデスするだけなら、ネオダイダロスより1枚で完結する創星神sophiaやtierraの方が遥かに使いやすい。wikiに1枚初動での出し方も載っていた。

海皇幻竜デッキ

この組合せは調べても出てこないのだが、個人的に気に入っているので紹介。厳密に言うと、海皇水精鱗幻竜シンクロデッキになる。
海皇というと、恐竜と組み合わせたりハリラドンで先攻制圧したりというのが主流のようなのだが、幻竜ともかなりシナジーがある（と思っている）。

というのも、幻竜族の展開札である《タツノオトシオヤ》と《竜宮のツガイ》がどちらも水属性なのだ。ついでに《相剣師ー莫耶》も水属性だ。竜宮のツガイについては、手札コストが海皇の共通効果のトリガーになる。
また、幻竜族の大型モンスターは手札に来ると腐りがちだが、水精鱗のコストにすることで有効活用できる。

メガロアビスワンキルを軸にしたこのデッキを組んでみたが、相手の盤面を荒らしながら確実に相手のライフを削りきれる（採用カード次第で、バウンス含め5枚は除去可能なはず）。
後攻であれば、ディーヴァ1枚から、赤霄＋バロネス＋バハシャ＋餅カエル＋メガロアビス（装備魔法）で4妨害を構えることも可能。問題は、ここまで展開できる時は展開しなくても勝てるこということだが……

誘発に弱い、枚数が多くデッキとしてまとめにくいという欠点はあるが、幻竜族の展開力を借りることにより、ハリラドンを使わなくても大型シンクロモンスターを並べることが可能になる。ちなみにハリラドンの方が遥かに必要枚数も少ないし楽（オライオン素引きという問題は生じなくなる）。

ボウテンコウ＋lv1から赤霄バロネス

相剣デッキだとよく見る赤霄バロネスだが、ボウテンコウ＋lv1非チューナーの2体から実現可能。

→ボウテンコウss時効果で竜星サーチ、ボウテンコウ効果で竜宮のツガイを落としてlv6に
→ボウテンコウ+lv1で深海姫プリマドーナ/シューティングライザーss、ボウテンコウ効果で風竜星ホロウリクルート
→プリマドーナ＋ホロウで赤霄ss、大霊峰相剣門サーチ
→相剣門で竜宮のツガイ蘇生、効果で泰阿/莫邪リクルート、効果でトークン生成
→竜宮のツガイ＋トークンでバロネス

ボウテンコウで竜宮のツガイを落とし相剣門で蘇生というのが基本的な形なので、色々応用は可能。
前記のデッキでは、タツノオトシオヤ1枚から赤霄バロネス＋αと繋げられる。

それでは。