見出し画像

生きることが大変と思ったら、親子で発達障害でした。

(1)なんだろう。この生きづらさ。

社会に馴染めない。生きることが苦しい。物心ついた時から私にはそんな感覚がありました。

20歳の時、初めて心療内科にかかりました。診断名は気分変調症。そして、正しい治療を得ないままにあっという間に20数年が経ちました。

そんな私も、その間に結婚、出産と言うイベントを迎えます。だけど、長女の様子がどうもおかしい。3歳になっても片言しか話さない。保育園や幼稚園で、集団生活に馴染めない。

今から20年前、発達障害と言う概念がない中で、幼稚園の先生に責められました。「あなたの育て方が悪かったのよ」と。

なすすべもなく、一晩中泣きました。

そんな長女が中学生になった時、彼女はだんだん壊れていきます。盗癖に始まり、だんだんと言動がおかしくなります。「お母さん、部屋の壁じゅうから剣がこっちに向いて抜き出てる」「誰かが耳元で笑ってる」

さすがに、只事ではないと思いました。直ぐに駆け込んだ小児精神科。なんと、初診受付まで6ヶ月待ちでした。もう、耐えるしかありません。不気味な日々を長女は戦い抜きました。

そして迎えた発達検査。診断名はADHDでした。気味の悪い症状は、その為だったのです。こうして、長女のADHD治療は始まりました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?