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早すぎるドラフトビッグボードver.1.0 (ロッタリー編)

近年ルーキーのレベルはどんどん上がっており、その天井はいまだに見えません。昨年のドラフトクラスでいえば全体2位指名のホルムグレンはリスフラン関節の負傷によりシーズン全休になってしまいましたが、全体1位のパオロ・バンケロはレブロン以来となる歴史的なルーキーシーズンを送っていますし、3位のジャバリ・スミスJr.もシュートこそ安定しませんが、有望な未来に満ち溢れた選手です。
そんな彼らのクラスが霞んでしまうかもしれないほど来年のドラフトクラスは豊作と言われています。先日放映されたG League Ignite vs Metropolitan 92の注目度がそれを物語っているでしょう。そんな2023年NBAドラフトまで半年以上ある今からモックドラフトやっていきたいと思います。

14, Cason Wallace

所属大学:Kentucky大
身長:6’4 (193cm)
体重:193lbs (88kg)
ポジション:G
誕生日:2003年11月7日(19歳)

もしあなたがドリュー・ホリデーやマーカス・スマートのようなディフェンシブなガードが好きなら彼を推すべき。ペリメーターのオンボールDF力は今クラス1と呼び声高く、スタッツでも平均3.0stlがそれを裏付けている。オフェンス面でも特段目立つ弱点はあまりなくスリーも47.6%で沈めている。

13, Dereck Lively Ⅱ

所属大学:Duke大
身長:7’1 (216cm)
体重:215lbs (98kg)
ポジション:C
誕生日:2004年2月12日(18歳)

ESPNのリクルートランキングではNo.1だったLively。サイズからくるリムプロテクション能力とシュート力が魅力の近代型ビッグマン候補生。怪我明けということもあり、未だにビッグゲームは残せていないものの随所に見せるスケールの大きいプレーは期待を感じさせる。ボールを持つことで進化を発揮するタイプの選手が多いDuke大でロブスレッド、スクリナーとして能力を発揮できるか。

12, Kel’el Ware

所属大学:Oregon大
身長:7’0 (213cm)
体重:210lbs (95kg)
ポジション:C
誕生日:2004年4月20日(18歳)

彼もまた近代型ビッグマン候補生の典型例。現状スターターではないものの23分の出場時間で確実なインパクトを残しており、スリーも平均3.3本打ちながら35%の確率で決めるなど外角のシュートも備えている。U18アメリカ代表ではブラジル戦で21得点を挙げるなど金メダル獲得に貢献。ロブターゲットになれる身体能力もリムランをできる走力もあるのでカレッジバスケよりもNBAでより輝きそうな選手。

11, Keyonte George

所属大学:Baylor大
身長:6’4 (193cm)
体重:185lbs (84kg)
ポジション:SG
誕生日:2003年11月8日(19歳)

ハイレベルな弱点の少ないSG。C&S、プルアップどちらも打てるシューターでありながらセカンダリプレイメーカーもできる完成度の高さ。タフなディフェンスを元々持っているが、進学先のBaylor大でさらなるディフェンス面での成長に期待できる。高校段階では少しぽっちゃりしていたが大学への入学を機に痩せ、元々あったキレに磨きがかかった。

10, Anthony Black

所属大学:Arkansas大
身長:6’7 (201cm)
体重:185lbs (84kg)
ポジション:PG
誕生日:2004年1月20日(18歳)

巨大なアフロが目立つ大型ポイントガード。ピック&ロールでの判断やパス能力、トランジションでのフィニッシュ力と判断力、近代バスケのポイントガードに求められることをハイレベルでこなす選手。身体能力も高くアリウープを沈めることも上げることもできるユニークな選手。ディフェンスでも優秀で相手の素早いGについても付いていけるクイックネスもありつつ、オフボールでのヘルプディフェンスからのスティールも上手い。2.75stlという高い数字がそれを表しているだろう。

9, Jarace Walker

所属大学:Houston大
身長:6’8 (203cm)
体重:240lbs (109kg)
ポジション:PF
誕生日:2003年9月4日(19歳)

今ドラフト最推しの選手。見ての通り、今すぐリーグ入りしても問題のない体つきをしている現代型PF。1番の魅力はディフェンス面での汎用性。長いウイングスパンを活かしたペリメーターDFと堅実なインサイドDFの両者を持ち合わせており、ダブルチームのタイミングなど IQの高さも窺える。オフェンス面ではまだ役割は限定されているものの、C&Sのスリーにカウンタードライブからの柔らかいフローターなどポテンシャルを感じさせる。高校時代はCを務めていたことから、NBA入り後はスモールボールCとしての役割もこなせるのでは。

8, Brandon Miller

所属大学:Alabama大
身長:6’9 (206cm)
体重:200lbs (91kg)
ポジション:F
誕生日:2002年11月22日(20歳)

6’9のサイズ、平均以上の身体能力とスキルセットを持ち合わせた近年流行りのF。現状カレッジシーズン始まって一番の急上昇株。ディフェンスではミスマッチになることはほとんど無いし、チェイスダウンブロックやスティールなど将来的に高い水準の2wayプレーヤーになれるポテンシャルを随所で見せている。現状3P%が51.7%と少々上振れ気味なので相手のマークが厳しくなってきた時、どのような対処を見せられるかで最終的な位置が決定しそうではある。

7, Cam Whitmore

所属大学:Villanova大
身長:6’7 (201cm)
体重:232lbs (105kg)
ポジション:SF
誕生日:2004年7月8日(18歳)

U18アメリカ代表で大会MVPを獲得したのがこの男。6’7の身長に105kgあるとは思えないクイックネスと身体能力を持ち合わせた選手。怪我の影響でデビューはまだ果たせていないものの、高校段階ではその恵まれた体で相手選手を「いじめて」いた。視野の広さが窺えるパスも残していたことからオールラウンダーの片鱗も。U18の大会では3P%が45.5%と高確率だったが、これが果たして本物の数字なのか大学での成績によってはランキングを落とすかもしれないが、ロッタリー入りの才能は確実にあるだろう。

6, Dariq Whitehead

所属大学:Duke大
身長:6’7 (201cm)
体重:220lbs (100kg)
ポジション:SF/SG
誕生日:2004年8月1日(18歳)

今ドラフト1の「優等生」であるWhitehead。ベン・シモンズ、ケイド・カニンガムなどなど数多くのスターを輩出してきた超名門高校Montverde Academy出身で、現在所属するのはジェイソン・テイタム、カイリー・アービングなどがいたこれまた超名門大のDuke大。美しいストロークから放たれるジャンプシュート、セカンダリハンドラーとしての素質を持ち合わせ、高校時には時折会場を沸かせるとんでもないダンクもしていた、まさにオールラウンダー。

5, Ausar Thompson

所属チーム:City Reapers
身長:6’7 (201cm)
体重:207lbs (94kg)
ポジション:G/F
誕生日:2003年1月30日(19歳)

Overtime Eliteの今後の評価を左右するであろうTohmpson双子兄弟の1人。現役NBA選手の中でも上位に入るであろう圧倒的身体能力、素晴らしいリム周りのタッチ、エースストッパーになれるディフェンス力を持っている。双子のAmenと区別できるのは彼の方がシュート力が高いことだろう。昨季から試合を見れば彼のジャンプシュート力は過小評価されていたのが分かるが、確率はそこまで高くなかった。が、今季は3.5本の試投数を42.9%の高確率で決めている。

4, Nick  Smith Jr.

所属大学:Arkansas大
身長:6‘5 (196cm)
体重:185lbs (84kg)
ポジション:G
誕生日:2004年4月18日(18歳)

今季3人の5つ星リクルートを獲得したArkansas大のNo.1候補生。非常にスキルフルなコンボガードでフローターゲームは彼の十八番。優れたハンドリングに、C&Sのスリーポイントも上手く、全体的にオフェンス面では隙がない。怪我の影響でデビューが遅れたが、スターターを務めたSan. Jose St.大では17得点の活躍。

3, Amen Thompson

所属チーム:City Reapers 
身長:6’7 (201cm)
体重:203lbs (92kg)
ポジション:G
誕生日:2003年1月30日(19歳)

新設リーグOvertime EliteからはThompson双子のもう片割れAmen Thompson。宇宙人レベルの身体能力を有しており、それを活かしたペネトレイトからのフィニッシュは一級品。跳躍後のキックアウトも上手く、プレーが映える。ジャンプシュートが課題とされており、3P%は16.7%とかなり低い数字になってしまっている。が、一方でFT%は90.9%と高確率で決めているのでリーグ入り後に成長の余地は十分にあるだろう。

2, Scoot Henderson

所属チーム:G League Ignite
身長:6’2 (188cm) 
体重:194lbs (88kg)
ポジション:PG
誕生日:2004年2月3日(18歳)

昨年からNBAの下部組織であるG Leagueで17歳ながら活躍を残し、自身の才能を証明したScoot Henderson。ガードとして必要なゲームをコントロールするプレーメイキング力、すでに武器として確立されている正確なミッドレンジ、そして何よりWembamyamaとの試合で見せたクラッチなメンタリティ。スターになる要素がすでに揃っている素晴らしい選手。昨シーズン17.4%だったスリーが弱点とされていたが今季はこれまで47.1%とサンプルサイズは小さいながらも成長を感じることができる数字を残している。

1, Victor Wembamyama

所属チーム:Metropolitans 92
身長:7’4 (223cm)
体重:209lbs (95kg)
ポジション:PF/C
誕生日:2004年1月4日 (18歳)

候補生としての騒がれ方はレブロン以来、ビッグマンとしては“The Dream”アキーム・オラジュワン以来と称される世代No.1の期待を背負うプレイヤー。彼の強みはそ7‘4の身長と8‘0のウイングスパンという信じられないサイズとそれに似つかわしくない高いレベルの総合的なスキルセット。現状はまだ「使われる側」の選手ではあるもののポストから起点になろうとパスを出したりフィニッシュに飛んだ後の細かいパスなどは目を見張るものがある。本人もインタビューで言っていた通り、将来的にKDやヤニスのような脅威的な選手になるだろう。(怪我さえなければ)

終わりに

いかがでしたでしょうか?自分自身高校生の身なので時間に限りがあるので更新などは遅くなってしまうかもしれませんが、これからの1巡目の後半、2巡目も読んでいただけたら幸いです。
皆さんのご意見ご感想お待ちしております。

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