NBA Draft Big Board 1.0


1. Victor Wembamyama  7’5/220lbs  PF/C —— Metropolitans 92

言わずとしれたジェネレーショナル候補生Wembamyama。規格外のサイズとスキルの組合わせはとにかく一度NBAの舞台で見て見たいと思わせる魅力がある。本人曰く、プレーの見本はKDとヤニスらしい。ぶっちゃけここまで有名だと大して書くことがない。

2. Scoot Henderson 6’2/195lbs  PG—— G league Ignite

18歳とは思えない恵まれた体格と全盛期のラッセル・ウエストブルックを彷彿とさせるような爆発的な身体能力を持つHenderson。ミッドレンジゲームや、試合全体をコントロールできるメインハンドラーとしての完成度も非常に高い。Wembamyamaとともに豊作と言われる今クラスでも頭ひとつ抜けている。

3. Amen Thompson 6’7/199lbs  G—— Overtime Elite

新設リーグOTEの命運を握るThompson双子兄弟の1人。個人的に彼らのことはかなり高い評価をしている。Amenはメインハンドラーを務めていて優れたパスビジョンと意味不明なレベルの身体能力からくるペネトレイト能力、フィニッシュ能力を誇り、OF面で包括的な能力を備えている。また、サイズと身体能力のコンビネーションからくるペリメーターDF力も高い評価を得ており、毎試合相手エースをディフェンドしている。ただ、スリーポインターを含めたジャンプショットは明らかに成長しなくてはいけないポイント。

4. Ausar Thompson 6’7/204lbs  SG/SF—— Overtime Elite

Thompson双子兄弟の2人目。基本的な能力はAmenと同じ。OF面ではAmenよりもボールを持つ機会が少ないので目立たないが、パスセンスの良さは散見される。またAmenよりもジャンプショットのメカニクスは優れており成長が見込める。さらに対人DFだけではなくヘルプDF IQも高い。

5. Cam Whitmore 6’7/232lbs  F—— Villanova

FIBAU18の大会MVP。右手の親指の怪我で出遅れるもそのポテンシャルを遺憾無く発揮。現状3P%は29.7%と低調ながら、FT%は83.3%と疑問視されていたジャンプショットも問題はなさそうに見える。今ドラフトクラスでも最年少クラス(2004年7月生まれ)の若さを誇りつつフレッシュマンとは思えない体格を持っているWhitmore。ハンドリングには未だ不安なところが見られるのでそこを改善すればThompson双子にも割って入れる実力は十分にある。

6. Nick Smith 6’5/180lbs  G—— Arkansas

上記のWhitmoreと同じように怪我で出遅れたNick Smith。C&S、プルアップジャンパー、フローターゲームとOF面では完成されているコンボガード。ただ開幕欠場時と同じ膝の怪我を理由にまた欠場が続いているので不安なところではある。

7. Anthony Black 6’7/185lbs PG—— Arkansas

Arkansasの5つ星フレッシュマンたちの中でも一際輝くのがこのAnthony Black。6‘7のサイズ、アスレチズム、クイックなGをディフェンドできるDF力など魅力的なPG。すでにトランジションにおいてはかなりの脅威になれている。が、ハーフコートOFでのセルフクリエイト能力であったりジャンプショットの精度は課題になりそう。

8. Brandon Miller  6’8/200lbs  F—— Alabama

1番のサプライズ活躍を残しているBrandon MIller。魅力的なサイズに脅威の7.2本アテンプトで43.5%とというバケモノ確立。ただ、これが本当のシュート力なのかそれとも上振れている一年なのかは正直わからない。よく去年の3位指名ジャバリ・スミスと比較されているのを見るが彼とは別物な印象。Millerの方がパサーとして上だし、ジャバリほどジャンプショット一辺倒ではない。ただリム周りでのフィニッシュが36.4%と不安な数字を残しているため今回は低めに。

9. Cason Wallace 6’3/185lbs  G—— Kentucky

DFマインデッドなガードが好きなら彼を推すべき。Kentucky産のGというだけで信頼できるのに、Wallaceは2.2stlを残しながら3P%が41.9%と攻守で隙のない選手になっている。2.2stlは非常に質の高いものでヘルプDFからボールを突いたり、相手のパスを読むアウェアネスが高い。ただCP3のようなゲームを支配するようなクリエイティブなプレイメーカーではないという点は課題。

10. Keyonte George 6’4/220lbs  SG—— Baylor

NBAで求められる2番の最適解のような選手のKeyonte George。高いレベルのスリーポインターや、セカンダリプレイメーカーとしての能力など非常に素晴らしい。安定した使命になりそうな印象。

11. Jarace Walker 6’8/233lbs PF/C—— Houston

今クラス最推しの選手。クラス1のDF汎用性を持っている。真に1−5番までをガードできる選手。クローズアウトがめっちゃ上手い。パワー系に見えてOFではスリーも打てて、ハンドリングも上々。おまけに得意なのはフローターという器用さも持ち合わせている。強豪Houstonでこなしている役割がそのままNBAで求められていることなのでかなりスムーズにどんなチームにもフィットする予感。ただ、カウンタードライブのほとんどがフローターに逃げているので、もっとリムアタックが積極的にできればOF面でも脅威になれるかも。

12. GG Jackson 6’9/215lbs  F—— South Calorina

本来ならば一個下の学年のGG Jackson。ロマンの塊。まだ荒削りながらサイズからは考えられないような滑らかなプルアップジャンパーやペリメーターからのアタックが一番のストロングポイント。ただ攻守に渡って可能性を感じさせるプレーが多く、じっくり育成すれば素晴らしい2wayプレイヤーになれる素質を持っている。

13. Jett Howard 6’8/215lbs  F—— Michigan

父ジュワン・ハワードの指揮するMichiganでプレーするJett Howardは高校時代は良くてただの3&Dプレイヤーという評価を受けていたがNBAレベルのスターになれるポテンシャルを見せつけている。6‘8のサイズとセルフクリエーション能力、さらに6.6本のアテンプトで37.7%のスリーポイント。パサーとしてのポテンシャルも垣間見得ている。まだロックダウンDFとまではいかないDF力の向上やショットの安定性が向上すればTOP10も視野に入るのでは。

14. Maxwell Lewis 6’7/185lbs  F—— Pepperdine

現在最も過小評価されている候補生の1人Maxwell Lewis。NBAレベルの3&Dポテンシャルがありながらクリエーション能力も見せている魅力的なウイングの選手。複数ポジションを守れるDFに加え、シュート効率も素晴らしく52.3%のFG、42.5%の3P%を残している。1巡目中位から下位予想の声もあるが十分にロッタリーポテンシャルのある選手だと言える。

15. Gradey Dick 6’8/205lbs  F—— Kansas

クラス1のシューターという前評判だったが、それ以上の選手であることを証明しているGradey  Dick。ピュアでクイックリリースの3ポインターはここまで脅威の5.6本打ちながら46.8%。身体能力もそこそこ高く、サイズもしっかりあることからカウンタードライブも非常に強力な武器となっている。リム周りのフィニッシュ能力も高くオフボールカッターとしての能力も非常に高い。

16. Kel’el Ware 7’0/210lbs  C—— Oregon

近代ビッグマン候補生の典型例のWare。ショットブロッカーとしての素質、リムランナーとしての走力とフロワスペースを広げられるスリーポイントシュートの可能性を併せ持つ。

17. Bruce Sensabaugh 6’6/235lbs  F——Ohio State

6’6とウイングとしては申し分ないサイズとFG 53.5%、平均4.3本のアテンプトの中で45.0%の3P%と素晴らしい効率でショットを沈めているSensabaugh。近年のモーゼス・ムーディーやマラカイ・ブラナムのようなプレースタイルに235lbs(106kg)の体格が加わったウイングの選手。

18. Dariq Whitehead 6’7/195lbs  F—— Duke

中々、うまくいっていないDukeのエリート候補生たちの中でも一番の注目度だったWhitehead。怪我の影響が自身のストロングポイントだったはずのジャンプショットに響いてしまっており、ここまでFGは39.3%とかなり厳しい数字に。ここ数試合は調子を取り戻している兆しも見えているので、試合数を重ねてリズムを取り戻してからが本番になるか。

19. Taylor Hendricks 6’9/210lbs  F——UCF

最近スカウトたちが夢中になっているのがこのTaylor Hendricks。6‘9のサイズ、複数ポジションをガードできるDF能力と39.7%の3P%と現代NBAにフィット間違いなしのスキルセットを持っている。UCFの歴史の中で最もエリートプロフィールの彼がドラフト前までにどこまで順位を上げられるか。

20. Baba Miller 6’10/188lbs  F——Florida State

NCAAの規定違反で大学デビューが未だ飾れていないBaba Miller。かなり未知数ではあるものの6‘10のサイズとガードのようなスキルセットは昨年のロッタリーピックであるウスマン・ジェンと同じものを感じる。

21. Rayan Rupert 6’7/192lbs  SG—— New Zealand Braekers (NBL)

6’7の身長と7’3のウイングスパンを持つRupert。今クラスの中でもトップレベルのペリメーターディフェンダー。今シーズンは怪我の影響もあり出遅れているが、昨シーズンは29.7分の出場時間で平均2.0stlをマーク。オフェンス面はスリーの精度や左手のドリブル、フィニッシュ精度が問題視されるが高い可能性を秘めているのは確か。

22. Trequavion Smith 6’4/165lbs  G—— NC State

昨年のドラフトコンバインで活躍を残したTrequavion Smith。NBAでマイクロウェーブの6thマンとして使われたら非常に面白そうなダイナミックなスコアリングガード。

23. Noah Clowney 6’10/205lbs  F—— Alabama


Brandon Millerの横で素晴らしい一年目シーズンを送っているClowney。魅力的なサイズとリバウンドなどへのハッスル、シュートも打てることを考えてもNBAに必ず彼の居場所はあるはずだ。

24. Judah Mintz 6’4/170lbs  SG——Syracuse


25. Dereck Lively Ⅱ 7’1/215lbs  C——Duke


26. Kyle Filipowski 6’11/230lbs  PF/C——Duke

7‘0とは思えない多彩なOFスキルを持つFilipowski。魅力的なOFとは裏腹にDF面での課題が多くNBAでは徹底的に狙われてしまうのでは、と考え今回は低めにランクイン。

27. Leonard Miller 6’10/211lbs  F——G League Ignite


28. Julian Philips 6’8/200lbs  F—— Tennessee 


29. Jordan Hawkins 6’5/195lbs  G——UConn


30. Kris Murray 6’8/225lbs  PF——Iowa


31. Nikola Durisic 6’8/214lbs  G——Mega Basket (ABA)


32. James Nanji 6’10/225lbs  C——FC Barcelona (Euro League)

33.    Dillon Mitchell 6’9/180lbs  F—— Texas


34. Coleman Hawkins 6’10/225lbs  PF——Illinois


35. Terrence Shannon Jr 6’7/215lbs  SG——Illionis


36. Jordan Walsh 6’7/190lbs  F——Arkansas


37. Arthur Kaluma 6’8/220lbs  F——Creighton


38. Julian Strawther 6’7/208lbs  F——Gonzaga


39. Jalen Wilson 6’7/225lbs  F——Kansas


40. Jaime Jaquez Jr 6’6/225lbs  F——UCLA


41. Sidy Cissoko 6’7/200lbs SG——G League Ignite


42. Marcus Sasser 6’3/193lbs  G——Houston


43. Daron Holmes 6’10/225lbs  F——Dayton


44. Ricky Council 6’6/205lbs  G——Arkansas


45. Andre Jackson Jr 6’6/210lbs  G—— UConn


46. Jalen Hood-Schifino 6’5/200lbs  G—— Indiana


47. Terrance Arceneaux 6’7/185lbs  F—— Houston


48. Colby Jones 6’5/203lbs  G—— Xavier


49. JJ Starling 6’4/200lbs  G—— Notre Dame


50. Amari Bailey 6’4/180lbs  G—— UCLA


51. Reece Beckman 6’3/190lbs  PG—— Virginia


52. Trayce Jackson-Davis 6’9/245lbs  PF—— Indiana


53. Mouhamed Gueye 7’0/203lbs  PF/C—— Washington State


54. Emoni Bates 6’9/190lbs  SG/SF——East Michigan


55. Azuolas Tubelis 6’9/245lbs  PF—— Arizona


56. Bryce Hopkins 6’7/220lbs  SF—— Providence


57. Keyontae Johnson 6’5/229lbs  SG/SF—— Kansas State

58. Mojave King 6’5/205lbs  SG——G League Ignite

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