「あいしてる〜ってさ・い・きーん イわァなァくゥーなったのはァ〜」 という曲が流行ったのはもう何年前のことだろうか? ゴスペラーズのこの曲が大ヒットした当時学生だった私は 『そんな風に誰かに思われる日がきたら 私も本当の愛をついに掴んだということなのね・・・』 と似てもに似つかない’”でぇずにーぷりんせす”かの如く 頬杖をついて、誰も来ない深夜に悶々と何かを待っていた そんな間抜けな話はさておき・・・ ラテンアメリカでは「愛してる」という言葉を よく使いそうなイメージだ
私の古い友人に日系ドミニカ共和国人の ラテンダンスのインストラクターがいる 彼は、ドミニカ共和国生まれドミニカ共和国育ちだが 自分のルーツである日本に来日してから努力を重ね ラテンダンスのインストラクターとして 成功をおさめた 度々メディアなどにも出演し ドミニカ共和国の文化の発信に今でも精力的に活動している そんな彼でも、やはりダンサーという 体が資本の職業は、年齢には逆らえない 彼は昨今腰をいため、手術をし 若い時には必要のなかった苦労を 強いられる年齢になった
「俺はマイホームがほしいんだよな」 普段、ほぼ物欲がなく、サッカーの試合にだけにしか お金を使わなかった我が夫は籍を入れた当初から この言葉をよく口にしていた 普段、どこに行っても、財布の紐が硬い男が なぜ、それほど家にこだわるのか・・ 当時の私には全く理解できなかった もちろん一般的な、いわゆる 『マイホームを持ってこそ一人前!』という価値観があるのは 漠然とわかってはいたが、我が夫のそれには なにか違う『執着』のようなものを感じていた 結婚式も挙げず、ハネムーンもお
ラテン音楽活動をしていた頃 私はドミニカ共和国のバチャータという音楽を日本で広めたいと 『日本でバチャータ歌手になるのだ!』 という・・・・ 今考えれば なけなしの金の中からかき集めた300円で博打をうって 『さぁ、豪邸でも建てて、のちには総理大臣になってやろうか!!』 というくらい… 世間知らずで無謀で無能なギャンブル師だったのだと思う ただ、当時の私には 学生時代からラテン歌手になるためだけにしか 情熱を傾けられないという 一種の依存症に近い症状に長く取り憑かれており
子供の頃からお笑い芸人が 私のアイドルだった 年頃になっても 私の愛しの王子様は 歌っておどるアイドルではなく お笑い芸人だった そして、私は一つの芸人さんに集中する 一点集中型ではなく 複数の芸人さんを同時に 好きになる それは、あいも変わらず 20年以上たった今も同じで 今でも複数の芸人さんのお気に入りが 私の心の中にいつもいる その中で、スクールゾーンという 芸人さんがいる 彼らの魅力は 抜群の演技力で魅せるコント達… 今まで類を見ないようなリアルなコントと表
学生時代には全く聴かなかったのに 30代さしかかる頃から 鬼のようにラジオを聴くようになった そもそもお笑い芸人さんのラジオ番組と 伊集院光先生(絶大に尊敬している) のラジオのヘビーリスナーに なったのがきっかけだったのだが 音楽活動をしていた頃 バイトと音楽活動の掛け持ちの生活の中で 真昼にもサクサクとラジオを聴いていた 当時聴いていたお気に入りは 『たまむすび』 というお昼のオビ番組で 赤江珠緒さんが メインパーソナリティだった 鈴の鳴るような声で 知的なセンス
「才能があったら、もう20代で芽がでてるはずなのよ。」 30歳を過ぎたばかりの頃 当時弟子入りをしていた古株ラテン歌手に 言われた言葉だ 彼女とすれば 『諦めな。。あんたは才能ないの』 と言いたかったのだろう 当時の私はその言葉に大きく落胆し 大きなショックをうけた。 21歳の時から歩みだしたつもりだった 東京のラテン音楽の世界で 端くれの端くれながらも 自分では10年近く続けてきたつもりだった 実際、私が幸運だったのは 20代で歌い始めた当初から 仕事が無いわけでは
何かを作る作業は 自分と静かに向き合う作業だということを 改めて感じるようになった 「そりゃ、当たり前だろう」と お叱りの声が聞こえてきそうだが コンペティションに挑戦するようになって 自分なりに考えあぐね 様々な資料を集め、まとめ 書いたり 消したり 書いたり… 何日も何ヶ月も繰り返し 感情の波を 何度も上がったり下がったりしながら ドキドキしながら送信ボタンを震える手で クリックする… それがものの見事に散る日々を繰り返す その度、過去に音楽をやっていた 当
何年ぶりか、秋葉原に行くことになった 我が家から電車1本で行ける距離なのに なかなか縁がなく 実に10年以上ぶりの訪問だ よくメディアでは目にしていて 秋葉原の街が、私の子供の頃とは 大きく様変わりしていることは わかっていても… 度肝を抜かれた。。 平日でも、行き交う人波の熱 歩道には、主人が変わるメイドさん達が 新たな主人を呼び寄せるため 猫耳をつけ まるでガムテでバミってあるのか? と思うように見事な等間隔で並んでいる 道路には、マリオカートになりきった おなじ
「言霊ってあるんだよ」 子供の時、よく母に言われた サザンオールスターズも 愛の言霊 と歌っていたけど 迷信だと思っていた 余裕がないとき やるせないとき もぅ、がんばれないよ…と 歯を食いしばるとき 私は言葉の刃を振りかざしてしまう その瞬間 どこか とても心地よいのだけれど それは私の心にブーメランのように 戻ってきて 一晩中眠れなくなるまで 後悔する ひどい時はそのブーメランが胸に付き刺さってしまったように 涙が止まらなくなる日さえある 言霊はある 今
街を歩いていても、何気なく入った店にも…普段は何も感じないのに、時に、全てに怒りを覚えてしまうことがある。他人に怒りをぶつけたくなる衝動は、実は、誰よりも私自身を許せない衝動の裏返しだった。
さみしがりやなのか ラジオを聴きながら寝る 不思議なのが その時の気持ちによって 聴きたい声が違う 普段は笑える話が聴きたいのに とにかくNHKの深夜便が心地よい日がある 今日はそんな日