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あかりブロウラー for note『敏捷なこそ泥、ラガバン』【ヒストリック・ブロール】

皆さんこんにちは。
この記事シリーズでは動画『あかりブロウラー』シリーズのnote版として、統率者を(動画版で紹介したものは深掘りも兼ねて)紹介していきます。

なお、MTGアリーナの動画の派生であるため原則1vs1視点での解説であることをご了承ください。


ブロールについておさらい

統率領域から唱えられる統率者を指定して、固有色(統率者のマナ・シンボルとテキストに含まれるシンボルの色)縛り&各1枚制限でデッキを構築する、といった大まかな点は統率者戦(EDH)と同じです。ただし、
どのプレインズウォーカーでも統率者に指定できる
・カードプールはスタンダード、またはヒストリック準拠(ただしスタン版でも《秘儀の印鑑》《統率の塔》は使用可能)
・初期ライフは25点(多人数戦は30点)
・デッキ枚数は60枚(ヒストリック・ブロールは100枚)
・禁止リストは独自のものを適用
といった点が異なります。
(初見の方への簡易的な解説として、毎回記載しています)

統率者《敏捷なこそ泥、ラガバン》

多元宇宙の伝説枠で実装

『機械兵団の進軍』の多元宇宙枠から実装された、元々は『モダンホライゾン2』出身のクリーチャー。
通常のヒストリックでは禁止カードですが、ヒストリック・ブロールでは使用できます。

能力はプレイヤーに戦闘ダメージを与えることで誘発し、宝物1つを生成し、相手のライブラリーの一番上を追放してターン終了時まで唱えられるようにします。色マナは無視しないため、その分は宝物や好きな色のマナを加える土地頼みとなります。

基本的には1マナという軽さで、相手に2ターン目からの攻撃を前提としたキープを強制できることが最大の強みです。
また、疾駆によって唱える場合は1マナ重くなり再度唱えるマナが必要になりますが、統率者の再キャストを防止しつつ無力化するために採用される《証人保護》や《次元の撹乱》のようなオーラを回避しつつ攻撃を通せるといったメリットが存在します。

マッチメイキング補正と、それによる独自のメタゲーム

また、ラガバンを語る上で欠かせない要素として、ヒストリック・ブロールにおけるマッチメイキングの調整(通称:重み付け)が存在します。
極端にパワー差のある統率者とマッチングしないようにするための措置であり、ラガバンは実装から比較的早期にこの調整が行われました。
そのため、「一般的な統率者と当たる相手が大きく異なり、その相手もある程度固定化される」ことが特徴です。
同様に重み付けがなされている統率者には、
・《不屈の巡礼者、ゴロス》
・《収穫の手、サイシス》
・《眷者の神童、キナン》
・《龍神、ニコル・ボーラス》
・《ドミナリアの英雄、テフェリー》

等が該当します。(ただしいくつかの層に分けられているようで、今回挙げた統率者以外でもマッチングの傾向の違いは存在します)
大まかな傾向として、「複数回唱えやすく、アドバンテージを得る能力も有する」「コントロールに長けるか3色以上の固有色で、フィニッシャーとしても優れている」といった統率者ですね。
このようにコントロールやランプ系の統率者が占める中でラガバンは数少ないアグロ系の統率者であり、態勢が整う前に動きやすいという点も強みの一つとなっています。ただし、デイリー勝利数のためかミラーマッチになることも多いです。

デッキコンセプト

通常イラストなのはパックから引き当ててないため

デッキタイプとしてはアグロですが、ラガバンの再キャストや攻撃を通せなかった場合、相手のカードを唱えるために必要なマナを考慮して、土地枚数は減らしすぎないようにしています。
基本的には2マナ以下の火力をキープして、2ターン目の攻撃を通すことを重
視していきます。
ただし、軽い除去が豊富なコントロールやミラーマッチの場合は他の生物やPWを確保しておくことも重要です。

ピックアップカード

この統率者もしくはテーマならでは、というカードを挙げる欄です。
汎用性が高いカードでも特筆する事項がある場合は紹介しています。

・《月の激情》

攻撃を通せることが重要

+X/+0の修整を与えるX呪文で、先制攻撃とトランプルも付与します。
ラガバンのタフネスを先制攻撃でカバーしつつ、戦闘ダメージをトランプルで通すことで能力誘発に役立ちます。
攻撃を通すという点では《旋回斬り》やタフネスも強化しつつトランプルを付与するインスタントも存在しますが、ラガバンありきでもあるため宝物などの余ったマナを注ぎ込めるこれを採用しています。

・《タルジーディの隊商、スビラ》

手札交換はほぼ使わない

他のパワー2以下のクリーチャーをブロックされなくするため、疾駆込みでも3マナでラガバンの能力を毎ターン誘発できます。とはいえそれなりに重いので、どちらかと言えば長期戦用のサポートですね。
《ラーダの扇動者》《衝撃的な悪戯》も、相手生物がブロックできなくするという形で攻撃を通す補助になります。

最後に

単色のため土地事故を気にしなくていいことや、ラガバン自身の攻撃を通すという分かりやすい指針のため、組みやすさ、扱いやすさ共に優れている統率者です。
一方で重み付けの影響で当たる相手が限られがちなため、多彩な統率者と戦うよりも強力な相手と戦いたい場合向きと言えます。
note版で紹介したのは、録画だと即投了されるか長期戦になるかの両極端になりがちだからというのもあります。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

1色VS5色

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