タイパ(タイムパフォーマンス)を重視するなら、倍速再生よりも文章を読むことになりそう
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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
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【 今日のトピック:読書はタイパよい 】
「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉があります。最近、はやりらしいです。
現代は、人類が経験した中で、最も豊かな時代であることは間違いありませんが、それくらい「豊かな時代」において、人類は、「ミニマリスト」を目指すようになりました。
豊かになった結果、人類は「所有」から解放され、物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさに価値を置くようになりました。
精神的な豊かさを味わうためには、何よりも「時間」が大切になります。
精神的な豊かさは、それを味わう「時間」が必要なので、時間を確保することが、人生の至上命題になります。
だから、「時短」がはやり、「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が出てくるようになるわけです。
しかも、「時間」は、「1日24時間」と、誰しも平等です。
(本当は、長生きする人がいたり、早死にする人がいたり、あとは、お金持ちは仕事しなくてもいいので、可処分時間が長いですし、逆に庶民は、仕事して生活費を稼がなければいけないので可処分時間が少なくなったりします。もう1つ言えば、「健康寿命」が長い人ほど、自由に使える時間が長く、逆に「健康寿命」が短い人ほど、自由に使える時間も短いです。だから、「1日24時間で、時間は誰しも平等」というのは、不都合な真実を隠そうとする偽善に見えます。本当は、時間だって、めちゃくちゃ不平等です。)
さてさて、いろいろ書きましたが、まあ、「時間」の価値が重視され、多くの人が「タイパ」を大切にしているのは間違いありません。
その結果、YouTubeを倍速で見る若者が増えているらしく、それがテレビで取り上げられると、おじさん・おばさんたちが「最近の若者は~」みたいになります。
ただ、YouTubeを倍速で見るのって、本当に「タイパ」を重視しているのか疑問です。倍速で見ると、当然、早口になるので、聞き漏らす確率も高まります。
しかも、動画って、必ずリアルタイムなので、次に何を話すか予測できません。だから、最初から最後まで見続ける必要があります。
だって、先が読めないからです。動画って、「飛ばし見」なんてできません。たった10秒でも飛ばすと、話がわからなくなってしまいます。
でも、読書は、そんな心配ありません。
ちょっと先の話は、すぐそこに書かれています。すぐそこに書かれているから、「なんか同じ話が続くな~」なんて思ったら、秒で飛ばせばいいです。「飛ばし読み」とか「斜め読み」と呼ばれるやつです。
読書に慣れてくれば、こういった「飛ばし見」「斜め読み」は、簡単です。どんどん先が読めるようになります。
「動画」や「音声」って、話がどう転ぶか予測できないので、必ず全部、見たり聞いたりしなきゃいけません。それが非常に「タイパ」が悪いです。
しかも、「ちょっと聞いてなかった!」と思ったら、巻き戻す必要もあります。これがまためんどくさいですし、時間の無駄です。
文章なら、「ああ、ちょっと意味がわからないな」と思ったら、秒でちょっと前の文章に戻ればいいです。
タイパを重視したいなら、倍速再生なんてせずに、さっさと動画を卒業して、文章にシフトしましょう。
しかも、文章だと、時と場所を選びません。動画も、イヤホンしてれば見れますが、インターネット接続が必要です。
読書だったら、どんだけオフラインでも、本があればいいです。電気がなくても、図書館で借りてた本を、ゼロ円で楽しめます。
いやほんとうに、読書って、「タイパ」(そして、もちろん「コスパ」も)を重視する現代に最高にマッチしていると思います。自分以外の誰の時間も邪魔しませんし。
読書、オススメです。
それではまた次回!・・・↓
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