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伝染性単核球症になった話

伝染性単核症(infectious mononucleosis, 以下IM)は思春期から若年青年層に好発し、大部分がEpstein‐Barr ウイルス(EBV)の初感染によっておこる。主な感染経路はEBV を含む唾液を介した感染(一部、輸血による感染も報告されている)であり、乳幼児期に初感染をうけた場合は不顕性感染であることが多いが、思春期以降に感染した場合にIM を発症することが多く、kissing disease とも呼ばれている。EBV の既感染者の約15〜20%は唾液中にウイルスを排泄しており、感染源となりうる 1)。

わかりやすく

EBウイルスによる感染症らしいです。
大多数は子供の頃に感染するので無症状で完治するらしいですが
大人になってから発症するとかなり症状が出るみたいですね。

ちなみにキス病と呼ばれてるらしいですがキスだけではなく、回し飲みなど、唾液を媒介として感染するみたいです。

感染経緯

2022年12月頭

コロナみたいな症状を発症。
発熱39度前後、喉の痛み(唾液飲めないくらい)、倦怠感、頭痛、悪寒、吐き気、咳など。
4日くらい続いて、病院で抗原検査、インフルエンザの検査をするも、陰性。
内科医と「コロナじゃないんだ~なんだろうね~」みたいな話をして抗生物質や解熱剤など処方してもらい、落ち着いた。

2023年1月10日あたり

首に3cmくらいの硬いしこりを発見。押すとめちゃ痛い。
ネットでググるとリンパ節の腫れ。
よくあることらしいので病院は行かなくていいかな、と思ってたけど念のため1月14日に耳鼻咽喉科を受診。
鼻に麻酔をし(効かなかった)、カメラを突っ込まれながら(涙出た)「扁桃炎が腫れてるね、よくあることだから抗生物質出します。来週変化なかったら大きい病院に紹介状書きますんで」と言われた。
カメラ使っただけで6000円ってぼったくりか??

1月21日

耳鼻咽喉科再受診。変化ないらしく紹介状を書いてもらった。

1月23日

駅の人の多さにブチギレながら出勤すると、両腕に蕁麻疹みたいな模様が出てた。
同僚と「人多すぎて蕁麻疹出たわ~wwww」とか話してた。
蕁麻疹は痒みが出るのが一般的らしいが、全く痒みがないので不思議だった。
あと、ぶつぶつしてなかった。
(後に蕁麻疹ではないことが判明)

肘あたりに出てる

1月24日

次の日、蕁麻疹が悪化していて、手の甲や指、首にまで出始めた。
いよいよやべーな、今週無理やり休みとって病院行くか。。。と考え始めた。
でも痒くないのが不思議。とりあえず写真撮っておいた。
帰宅してからお風呂入ったとき、全身に蕁麻疹出ててびびった。

1月25日

蕁麻疹もっと悪化。顔~足先まで全身に発生。
お風呂に浸かると蕁麻疹が悪化する(というか皮膚が真っ赤になる)ので、さすがに怖くなり病院に行くことを決意。
あと首のしこりが6個くらいに増えてた。

1月26日

蕁麻疹が落ち着いてきた。
もちろん首から足まで真っ赤な模様はあるんだけど、色が薄くなってきたような感じ。
これ病院いかなくて良くね?と思ったけど、ちゃんと診断は受けておいた方がいいとのアドバイスが多かったので、次の日に病院に行くことにしました。休み取ったしね。

相変わらず首は痛い。


良くなってきたときの写真

1月27日

大きめの病院受診。
受付を9時くらいに済ませ、超音波診断を10時半くらいに受診。
13時くらいに診察。でかい病院ってなんでこんなに待ち時間多いんだ…?こっちは紹介状持ってるんだぞ??ってマウント取ろうと思ってたのに
紹介状持ってる人10人以上いたらしい。そりゃ待つよな…

診察は、仕事ができそうな女医さんでした。
「首のしこりなんか変ですね、固いです。ここ生検しましょう。15時から検査できますけど、当日中にします??」と言われたので、「待ちます!!!」と二つ返事。
あと、先生に相談して皮膚科で蕁麻疹を見てもらうことにしました。

その後、血圧測って血液検査してもらいました。
合間に皮膚科を受診。優しそうな女医さんでした。
「ウイルス性の皮疹か薬疹っぽいですねー、薬なに飲みました?」と聞かれたので、抗生物質とトラネキサム酸(処方されすぎて覚えた)と回答。
抗生物質の名前覚えてなかったのでぐぐりました(アモキシシリンでした)

あ、ここ後々ポイントになるので、アモキシシリンっていう薬を覚えておいてください。

血液検査で血抜かれた後、生検に向かう。なんだかんだ15時くらいになってた。
血液検査で血抜かれるのガン見したり、採取した血をいっぱい振ってておもしろいなーとか思ってました。
血抜かれるのって面白くないですか???楽しくなりますよね!!

ちなみに生検というのは、病変部位の細胞や何やらを直接採取して検査することです。
今回は細胞生検ということで、首のしこり(痛い)に針をぶっ刺され、細胞を取られました。
生検担当医に「3回くらい針刺しますねー」と言われてびびってた。
「じゃあいきまーす、いち、にー、さん」で針刺されてグリグリされるも1回目は痛くない。
余裕だわー俺余裕だわーとか思ってるうちに、2回目の針を刺された。
クッソ痛え、なんだよこれさっきと全然違うじゃん。。。
泣きそうになりながら3回目に備えてたら「これで終わりますね」の一言。
よかった。。。
何が怖いって針先見えないんだよね、首に針刺されてるんだから。

なんだかんだ16時くらいに全部終わって、来週また来てくださいね~と言われた。結局一日中病院にいた

2月6日

病院で検査結果を告げられ、「EBウイルスに感染しています」と確定診断を受けました。
これがタイトルにある伝染性単核球症ですね。

このウイルスは完治するまでが長いらしく、風邪みたいな症状が出ることもあるそう。
1週間くらい喉いてえなーって思ってたのも、EBウイルスが原因っぽい。

ちなみにやべーと思った皮疹ですが、ウイルス性とのこと。
アンピシリン、アモキシシリンを 内服すると95%の確率で薬疹を生じるみたいで、蕁麻疹やべーwとか言ってたのはこれが原因らしい。
アモキシシリンさん…

感染した感想

特に大きい病気とかじゃなくてよかったです。悪性リンパ腫とかIgA血管炎とかじゃなくてよかった。
皮疹(紫斑にもなっている)は薄くなってきているのでこのまま完治してほしいなと思います。


体に異変を感じたら早めに病院に行きましょう。

おわり


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