見出し画像

2020 J1リーグ第31節マリノス VS鹿島アントラーズ プレビュー前編(事象編)

マリノスにとって、国内最後の遠征となった前節は、とてもとても苦い、苦みだけのママレード・ボーイでした。
22連戦は辛い事もあって、落ち込んだりもしたけれど、私は元気です。
まぁ、本当に特別な期間でした。でもおかげで、噓偽りなく2チーム分の戦力が出来上がったと思います。

ここからは、ACLを睨んだリーグ4試合になるはずで、しかも全て神奈川での試合。上手く休ませつつ、戦いたいところですね。
さて、次節の相手は、鹿島アントラーズ。

それじゃあ、プレビュー前編。行ってみよう!

【今シーズンのプレビューの形式】
①前編(事象編)の掲載(対象試合の一つ前に行われるマリノス&対戦相手の試合終了後、出来るだけ早く掲載)

②自由に放論 名称:マリノスみんなのプレビュー 一番最後に詳細記載。

③後編(予想編)の掲載(試合前日の夜)

1,鹿島アントラーズの事象(文字だけなので想像してみてください)

<攻撃時>442→3142(3322)

・【変化】原則は縦に早くボールを入れ、人数を掛けて攻めます。チャンスになるなら、まず前へ。繋ぐのは縦に入れるため。(ここの意識がより強くなった縦志向のサッカー)

・【継続】ビルドアップの形は、入り口は3+1(相手に合わせて2+2の場合も有)で、3は大きく広がる。この時、SBが幅取り役で、前4枚は中央に寄るのが基本セット。

・【継続】SBはビルドアップの入り口から、ボールを受けられる位置を常に意識。逃げ道を作る。ビルドアップ隊はSBを上手く使いながら、前線4枚にボールを届けるのが使命。

・【追加】SBによる幅も上手く使っており、逆サイドが空いていればそちらに蹴る。狙いの第一は空いているスペース。特に裏に出せば、失ってもピンチにはならない。次に楔。

・【追加】縦にボールを入れる時、縦パスを受ける選手以外が、受け手の選手がボールを奪われる事を想定して、ネガトラプレスに行けるポジション取りを行う。縦関係のポジショニング。受け手にボールが収まれば、そのままコンビネーションで崩せるし、ダメなら奪い返す。そのための準備をしている。なので、1次攻撃よりも2次攻撃の方が脅威。ただ、全てが上手くいってはいない。

・【追加】2トップも縦関係を意識。奥行きを作りライン間を広げるのと、留まってボールを受けるのと役割を分けている。広がったスペースは、SHやCHが使うケースが多い。押し込んで奥行きがもう広がらない位置の時は、CHの脇を狙う。ごちゃごちゃしてた前線は改善。選手がローテーションをしても、やるべきことが出来ている。

・【変化】前4枚は悪く言えば個人頼み、良く言えば多少の数的不利は個々の狙いで崩す力があります。←前述の様に意図的なポジショニングが見られる様になった。

・【追加】GK沖のフィードが素晴らしい。

<ボールを奪われたら>

・【変化】ゲーゲンプレス。1人に複数名で。他は人を捕まえながらバランシング。変化したのは、攻撃時に失った時の準備が出来ている事が大きい。

・【継続】プレスに失敗したらリトリート。前線中盤は頑張って戻る。

<守備時>442

・【継続】ハイプレスを行う。

・【継続】マンツーマンライクの守備。厳密にはマッチアップゾーンだと思いますが、チェックにいくのがかなり早い。マンツーマンと言われてもおかしくない。

・【継続】常に前向きで奪いたい、そのためのポジショニングや動きを取り、狩場は常に2つのライン間。出来れば前の方で取りたい。

・【変化】442のブロック。CHが前へ出たらCBがカバーという縦方向のカバー意識強め。ここでも縦。

・【追加】2トップの片方がCBチェック、片方はCH監視のケースが多いが、二人ともCBに行ってしまう事も。

・【継続】押し込まれたら縦にコンパクトな44ブロック。

・【継続】最後のところは真ん中を守る意識が強いため、最終ラインが引きずり出されても、CHが最終ラインにおりてスペースを埋める事が求められている。

<ボールを奪ったら>

・【継続】奪い方や場所によるが、基本は素早く前へ。

・【継続】既にブロックが組まれていたら、整えて攻撃。

2,鹿島アントラーズのサマリーマップ

鹿島サマリーマップ

鹿島はかなり変化していて、面白いチームになっています。
確認した神戸戦、広島戦、名古屋戦はどれも面白かった。構築のアプローチは攻撃と守備で違いはありますが、マリノスと共通する部分もあります。
守備から構築するザーゴ監督にあって、かなりチームとしての戦術浸透がされている印象です。ここから、攻撃面での整備もしてくると思われ、守備がしっかりしていると大崩れしにくくなるので、来年からは、、、違うね既に嫌なチームです。
ただ、名古屋戦でSHのスタメンを二人失ったのはとても痛いはず。
また、弱点も見えるので、狙いたい所は後編で書きます。

3,プレビュー後編に向けて(毎回同じ文章です)

是非、Twitter上でコメつきのリプとか、『#マリノスみんなのプレビュー』でつぶやいていただけると、引用して後編に活用させていただきます。引用されたくない方は、言ってくださればしません。

私が見えていなかったり、間違っていたかもしれない今までのプレビューから、多くの方の力を使って、より深層に辿り着こうという主旨もございますので、参加型と言えば参加型です。楽しくやりましょう。

という事で、後編でまたお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?