神田愛山独演会@らくごカフェ(2022/07/29)【講談編#17】

こんばんは。飯山大五郎です。

先日、神田愛山独演会に行ってきました。会場は、お馴染み「らくごカフェ」です。愛山先生は毎月らくごカフェで独演会を行なっていますが、奇数月は最終週の金曜日の夜に行われています。

今回の独演会も、前日の声出し(笑)、さらには今日のまくらで西田佐知子「エリカの花散るとき」を歌われ、コンディションばっちりでした。

今回は、2席とも根多出しで、以下の通りでした。(前席「花川戸助六伝」については【講談編#2】で1話目、【講談編#9】で2話目をご紹介しておりますのでそちらをご覧ください。)

○「花川戸助六伝 助六と松鶴屋」神田愛山

前席は「花川戸助六伝」の3話目、「助六と松鶴屋」。前回までの2話をぎゅぎゅっと数分にまとめて本題に入るところは、今回から参加する人も、前回まで参加していた人もスッと読み物に入りやすくていいなあ。結構な年の差のある助六と松鶴屋、そりゃあ松鶴屋、舐めてかかるだろう。まだまだ若造の助六が、この後どう解決していくのか楽しみなところで時間いっぱい。

○「(結城昌治・作)骨の音」神田愛山

後席は結城昌治先生作の「骨の音」。初めて愛山先生の生の高座に触れたときにも聞いた読み物。この「骨」は、戦争で命を落とした兵士たちのもので、風に揺られてカサカサ…と音を立てるといいます。ある男を施術していたマッサージ師の耳にも、ある思いと共に残り続けていたのです。思いを果たすことができたマッサージ師、スッキリしたのかな。やっぱり戦争はいけないです。誰にもこんな思いさせちゃ駄目なんだよ。


…後席の「骨の音」については、愛山先生が主任をつとめる8月20日の日本講談協会《定席》で根多出しされており、聞くことができます。当日券のみですが、気になった方は是非。それではまた。

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