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一番でいることはしんどい


容姿が整っていたり、頭が良かったり、何かに長けていたり。
他人から観たらとっても羨ましいことかもしれないけど、当の本人は結構辛いものだ。
否応なしに、競争の渦の中に投げ込まれてしまう。
優れているとか、劣っているとか、色んな情報に一喜一憂してしまう。
きっと凡人にはわからないような苦悩がある。

白い巨塔にしろ、半沢直樹にしろ、競争して苦悩しているのは、限られたTOPの人達だ。
脱落して、自分の居場所を見つける方がよっぽど楽なのに、ずっと苦しい戦いの中に身を置いてしまうのは、常に出来る人達なのだ。

諦めるという言葉がある。
あきらめるとは物事を明らかにみるということ。
自分を知り、ありのままに生きることが出来るようになることが楽に生きる秘訣なのだと思うが、諦めることに辿り着けない優秀な人達は生きるのが苦しいままだ。

本当はいつ蹴落とされるのではないかとビクビクしながらも、堂々としてなくちゃいけなかったり、自分を大きくみせようとしたり。
だから人の言葉に振り回される。

自分のことを馬鹿な豚と思っていれば、
「馬鹿だ」「豚だ」と言われても笑っていられるが、
自分のことを美しいサラブレッドだと
思っていたり、美しいサラブレッドでいなければならないと思っていれば
「馬鹿だ」「豚だ」と言われることは、相当な屈辱であろう。

生きているとどうしようもない壁にぶち当たることがある。
どんなに努力しても叶わなかったり、運が悪かったり。
人は嘆き苦しむが、それこそが神様が与えてくれた、幸せへのキップなのだと思う。

自分の限界を知ることは決して不幸なことではない。
ありのままの自分を受け入れて始めて、自分の人生が始まるのだ。


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