なんとも後味の悪い映画。
子ども達の典型的なイジメの形を描いているのだが、取り巻く大人の対応のまずさが全ての始まりじゃないかと思う。
子どもは未熟だから人間形成する上で過ちを犯して当然。
イジメが起こるのが悪いのではなく、イジメを解決する方法を教えない周りの大人が悪いのだと思っている。
大人同士が話し合い解決することもなく、ただ多額のお金をたった1人の保護者が支払うことで終わらせているという対応の不味さ。
いじめられる自分が悪いと責めてしまう被害者。
いじめられる方にも原因があるのだと正当化する加害者。
その部分についても、解決はされないまま。
2人の被害者の自分が居なくなればいいという、その部分だけを取り繕って表面的な形のみ何となく収まって映画が終わる。
この映画で伝えたかったことは、イジメをしたらダメだよということだけなのだろうか?
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