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中秋の名月は私の“独立記念日”

秋になると月見〇〇なんて商品が出てきて、まだ暑いけどもうそんな時期かなんて思います。

ちなみに昨年2023年の中秋の名月は9月29日で今年より少し遅めだったんですよね。
なんでそんなこと覚えてるかって、私の独立記念日だから🌕

独立から1年経って自分の中で整理したことをつらつらと書いてみたいと思いました。

モラハラ夫からの独立


というか、逃げたんです。
この令和の時代に夜逃げしたの!!

夜勤があるお仕事をしている人だったから、もうこの日しかないと決意してたくさんの人に相談して、実家の両親にも手伝ってもらって。

仕事終わりに急いで帰ると先に到着してた母が出迎えてくれて「今日は満月だよ!ぴっかぴか✨お月様に見守られて行くんだよ!」と言った。

私は母のこの明るさが大好きだ。
頑張らなきゃと重くなってた空気を変えてくれたような気がした。
と同時に私も満月で縁起がいいなと思ってたから親子なんだなと嬉しくなった。

父は遅れてレンタカーのハイエースとともに到着。
用意してくれたダンボールを取り出して荷造りにとりかかる。

この日のためにかなり断捨離したつもりだったけど、夜逃げをバレないように生活しながら引越し準備ができるはずもなく…

自分のものだけ運んでヒョイっと飛ぶつもりが、私どんだけモノ持ってんのと呆れてしまった。

蒸し暑い夜だった。
汗だくでボコボコに蚊に刺されながら作業して、蚊が部屋に入っちゃって旦那さんも刺されちゃうかなとふと思ったけど2秒後にはそんなことどうでも良くなった。

何時間かかっただろうか。
あの部屋には元夫のものと、私が置いていった弁護士さんからのお手紙1枚だけになった。

引越し先に到着したのは深夜2時を過ぎてたと思う。
こんな大変なことに付き合ってくれる両親には一生かかっても感謝しきれないかもしれない。

やっと自由になれる


もう怒られなくていいんだ。
誰とでも会えるし出かけられる。
挑戦したい事を追いかけられる。

私、ちゃんと逃げられたんだ。
これから人生を取り戻せるんだ。
今日からはやっと安心して眠れる…

そう思って明日の仕事に備えて少しだけ眠った。

これが私の独立記念日。
日にちは違っても中秋の名月と聞くと、きっと毎年振り返るんだと思う。

「頑張ってくれて本当にありがとう!
今とても楽しいし私らしく生きられてるよ!」
って1年前の自分に伝えて抱きしめたい。

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