セミがひっくり返ってた。だから起こしてあげた。

みなさんは外、出てますか?
自分は大学に用事があり、外に出ました。

最寄駅につくと、セミがひっくり返ってました。可哀想にと思い、起こしてあげました。

でも、飛び立ちません。這って進んでいます。
「木々に止まらせてあげた方が良いのかな?」

そう思い、セミの体を恐る恐る掴むと

「びびっ!」

小さな体で大きな威嚇。されちゃいました。

「一人で歩く」

たしかにそう聞こえました。

でもどう見ても、そのセミの意識はもうろうだし、駅のホームなので踏まれそうなんですよね。末路がハッキリしている感じ。

それでもじぶんであゆみつつけるさまは、実写版カイジ1の利根川のようでした。

自分が学校から帰る頃にはセミのことは忘れていると思います。そして二度とそのセミに会うことはない。そして、たくさんの彼の代わりが夏を合唱してくれる。彼を思い出す必要がないんです。

世の中って代わりがきく、こんなことばかりなのでしょうね。

スト5のリュウだって、あんなにヒーローみたいな見た目してたけど6が出た時点でみんなに忘れ去られちゃいます。

リュウといえば、ゴキブリステップで、髪の毛がツンツンしてて、道義が薄汚れてて、手足、とくに中足短いよね!

なんてみんなの"リュウらしさ"は、すぐ変わっちゃうんですよね。次世代リュウに取り込まれて。

私たちはセミとかリュウとか概念は大切にするけど、個体は大切にしないのですね。

なら私のような人間は、最も変えがきくバカバカしい存在なのでしょう。

気負わずに、ゲームします。。

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