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再生医療とインソール

再生医療を始めて出会ったものがあります。
それがインソールです。
インソールとは簡単に言うと靴の中敷のことです。
最近は色々なところで目にします。ゴルフ用シューズだったり、通勤用シューズだったり。インソールは全ての人が使って良いものだと思っています。

美容外科をやっていて思うことですが、世の中には完全に左右対称の人はいません。美容外科医にとって患者様からの最も難しい要求は「左右差を完全に無くして欲しい!」です、笑
この仕事をしていると、左右差を完全に直して欲しいと言われることはあります。私は今ある左右差を近づけるとこは出来るし、左右差を無くすことに全力は注ぐが完全に無くすことを約束は出来ないということをお伝えしています。
足の大きさも右と左で同じという人はほとんどいないのでは無いでしょうか?
でも一般に販売されている靴は右と左は常に同じサイズで販売されています。
これは市販されている靴に、私たちが合わせて無理やり合わせて履いていることを意味しています。

合わないものを何年も履いていると私たちの歩き方や立ち方はどうなるでしょうか?
私は自分が履く靴全てにインソールを使用しています。使用するインソールも全て同じではありません。靴や用途に合わせて違うインソールを使用しています。革靴、ゴルフ用、仕事用などなど。毎回新しい靴を買うたびに足のサイズに合わせたインソールを作成しています。
自分の足にあった靴を履くことで膝や腰への負担が軽減されるだけでなく、普段のパフォーマンスも向上します。

膝や腰が痛い人はどうして痛くなるのでしょうか?
原因は人それぞれですが、多くの場合は歩き方や立ち方が違っていたり、合わない靴を長年使用してきたことが挙げられます。
これは再生医療を通じて多くの膝や腰が痛い患者様を見てきた経験から言えることです。

当院では、膝関節症に対する再生医療を受けられる患者様にはインソールを積極的に使用しています。またインソールはなんでも良いわけではありません。私は、本当に足のことだけを考え、それに特化した職人さんをわざわざ沖縄に呼んで特殊な機械で完全オーダーメイドのインソールを作成し提供しています。

再生医療とインソール意外な組み合わせだと思いますが、この組み合わせは切っても切れない関係だと私は思っています。


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