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日焼け止めとサンゴ白化現象

はじめに

もうすぐ梅雨明けです。日差しが強くなり、海に行くには日焼け止め必須アイテムになってきました。
日焼け止めを色々と眺めていたところ、日焼け止めの中にはサンゴの白化現象の原因になっている物質が入っているという話を目にしてしまった。
今まで、人気の海水浴場では日焼け止めが海を汚しているという話は聞いたことがあったけど、日焼け止めがサンゴの白化現象の原因になっているという話は初めて聞いた。
てっきりサンゴの白化は温暖化現象などの環境変化が原因だと考えていたので、、、

今回は自分が使っている商品がサンゴの白化を原因になっているかもしれないと聞かされて、どうすれば良いのか考えたというお話です。

日焼け止め原因の根拠

本当に日焼け止めはサンゴの白化現象の原因なのか?
松崎しげる様を生き神と崇める日焼け原理主義者による陰謀論ではないのか?
というわけで、日焼け止めがサンゴの白化現象の原因になっているという話をネットの海で漁ってみたところ、
「日焼け止めもサンゴの白化現象の原因の一つである」
というのが今現在の世界の潮流のようです。

ネットの海から情報をつまみ食いしすぎて、調べたことを簡単に纏めることができそうに無いので、ChatGPTちゃんに纏めてもらうことにしました。

「日焼け止めがサンゴの白化の原因であるというのは本当ですか?」

はい、日焼け止めがサンゴの白化の原因となる可能性があるという研究結果があります。特に一部の日焼け止め製品に含まれる酸化亜鉛やチタン酸化物などの酸化物が、サンゴの健康に悪影響を与えることが示されています。

酸化亜鉛やチタン酸化物は、紫外線を物理的に反射する効果があるため、日焼け止めに使用されています。しかし、これらの酸化物が海洋環境に排出され、サンゴ礁に接触すると、サンゴの白化や成長抑制などの影響を引き起こす可能性があります。

ただし、日焼け止めによるサンゴの白化は他の要因との関連性も指摘されており、単一の要素だけで発生するわけではありません。サンゴの白化は、気候変動、海水温の上昇、水質汚染、過剰な栄養塩など、さまざまな要素の複合的な影響によって引き起こされます。

環境への影響を最小限に抑えるためには、サンゴ礁を保護するために特別な配慮が必要です。一部の地域では、特定の酸化物を含まない日焼け止めの使用が推奨されています。また、日焼け止めを使用する際には、海洋に排出されることを最小限に抑えるため、クリーンな水で洗い流すなどの対策が求められています。

ChatGPTによる回答

すごい!
私の言いたいことを綺麗に纏めてくれた。
もう人間なんて必要ないよね。
人は海も汚すし。

原因物質

日焼け止めに含まれる何の成分がサンゴの白化現象の原因になっているか調べてみたところ、真っ先に出てくるのが

  • 酸化亜鉛

  • 酸化チタン

です。ChatGPTの話とも一致します。

また2018年11月のBBCの記事

によると、

  • オキシベンゾン

  • オクチノキサート

がやり玉に挙げられています。

さっそく、去年買って使い切れていない日焼け止めの成分を確認して、これらの成分が使われていないか確認してみます。
去年買った日焼け止めを確認してみると、近江兄弟社 UVスーパーAプラスとニベアUVディーププロテクト&ケアがありました。

去年買った日焼け止め

おそらくドラッグストアで適当に安いヤツを買ったんだと思います。
ほとんど使っていないので、成分に問題なければそのまま今年も使いたい!

近江兄弟社 UVスーパーAプラスの成分

シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、DPG、シリカ、ジメチコン、酸化チタン、セチルジメチコンコポリオール、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ハイドロゲンジメチコン、酢酸トコフェロール、グリチルレチン酸、オウゴンエキス、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、水酸化Al、BG、BHT、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料

近江兄弟社の商品ページより

成分に「酸化亜鉛」、「酸化チタン」がばっちり含まれています。

ニベア UVディーププロテクト&ケアの成分

水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、エタノール、BG、カプリリルメチコン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ジグリセリン、パルミチン酸イソプロピル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、セバシン酸ジイソプロピル、エチルヘキシルトリアゾン、ポリシリコーン-15、ジメチルシリル化シリカ、スイカズラ花エキス、加水分解コンキオリン、チューベロース多糖体、ヒアルロン酸Na、クインスシードエキス、ポリメチルシルセスキオキサン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ラウロイルリシン、ヒドロキシプロピルメチルセルロースステアロキシエーテル、ジラウラミドグルタミドリシンNa、アルキル(C30-45)メチコン、オレフィン(C30-45)、シリカ、酸化チタン、カルボマー、フェノキシエタノール、水酸化Na、BHT、メチルパラベン、香料

amazonの商品ページより

こちらも成分に「酸化チタン」が含まれています。

大手メーカーの日焼け止め

ドラッグストアで手に入る一般的な日焼け止めも調べてみましたが、「肌に優しい」と書いてある商品は多数あれど、「環境に優しい」と書いてある商品は皆無。
成分を確認すると、だいたい「酸化チタン」が使われています。

何を買えば良いか

サンゴの白化現象の原因になる成分が入っていない日焼け止めを選べばよいのですが、いちいちアリンコよりも小さい文字で書かれた成分表を見て商品を選ぶことは困難です。
amazonでサンゴに安全な日焼け止めを探そうとしても、酸化チタンが多くの商品に含まれているので探すのにも一苦労。

というわけで、日焼け止めの探しの考え方を改めます。
サンゴ保護のために日焼け止めの使用制限や規制がされている地域で使える日焼け止めを選ぼう!
これは製造元が成分をチェックしてくれていると言うことなので楽ちんです。

または「reef-safe」と書かれた標品は、サンゴに対して安全に配慮された製品らしいので「reef-safe」をキーワードにしても良いかもしれません。

しかし「reef-safe」でも100%サンゴに安全とは言い切れないので、
日焼け止めを使わずにラッシュガードで日焼けを防げ
などという、松崎しげる様的な解決方法を提示する人もいらっしゃいました。

おわりに

というわけで、今年の夏はサンゴに優しい日焼け止めを使っていこうと思います。
amazonで「reef-safe 日焼け止め」というキーワードで検索した中から、ハワイでも使えるという商品を探して発注してみます。

サンゴに優しい日焼け止めは普通の日焼け止めよりもちょっとお高いんですが、生きているうちに近場で綺麗なサンゴ礁を見たいのでしょうがない。
リゾート地のサンゴを守るためにも必要ですね。

最後までお読みいただいた皆様にも、海で使う日焼け止めには「reef-safe」をお選びいただけるよう、共感していただけたらと思います。

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