旧き文化
先日、買い物に出掛けたときのこと…
百貨店で私の好きなブランドのアイテムを眺めていた。
買う気もなく、最近のラインナップを一見しようと軽く考えていた程度…
いわゆる冷やかしである。
そんなとき店員さんに声をかけられ、アイテムを見せてほしいと頼んでしまった。
この流れ…
ヤバい…
と思いつつ、そのブランドの最近の変化に対し不満を持っていた私は、その不満を伝えながら、色々と話をして情報収集をした。
すると、旧きファンはそのような不満を抱いているらしいことがわかった。
ただし、その変化によって若年層の購入が増えていることもわかった。
私は、そのブランドロゴやデザインで感じ取っていたイメージが崩れてしまうことを恐れていたことが不満に繋がっていたのであろう。
でも、新たな顧客を取り込めないとブランドの価値が維持できないのも事実である。
旧き文化を現代に存続させることがいかに困難であるかを痛感したわけである。文化が新たな世代に受け入れられず、自然淘汰されることも多くあり、現在に残る旧き文化の偉大さというか凄みを感じずにはいられない。
単なる買い物であったが、とても考えさせられたわけであった。
最後に、見せてもらったアイテムは、店員さんの攻勢負けて買ってしまったわけであるが、旧き文化が香るアイテムとして購入したことに後悔はしていない。
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