王たる所以 【餃子の王将】
5月も終わりますね。
京都市内在住ですが、何せ人が多いです。
街の半分が海外の方で埋められている印象です。
さらにクソコロナ騒動が終わった今、
日本国内からの旅行者も増えているとのこと。
スーパーオーバーツーリズム。
京都の財布を潤してくれるのはありがたいです。
ただ弊害もえげつない。
僕の周りでもこの現状に
苦言を呈す京都人は少なくありません。
確かにバスには乗り辛いし、
街中の歩道も歩きにくい。
平日昼間のスーパーの買い物ですら
海外の方の大行列に巻き込まれたりもします。
正直なところ、京都市民のまともな生活は
大きく揺らいでいると言えるでしょう。
しかしながら。
その旅人たちの溢れんばかりの微笑みを見ると
全てを許せてしまう僕は、
考えが稚拙で甘いのでしょうか。
あ、でもゴミとかはちゃんとせえよ。
さすがに怒るで。
温故知新
大好きな言葉です。
過去を知ることは新しきを生み出す
そのきっかけになるのです。
未来は過去と現在の積み重ねです。
料理...歴史...中国...3000年...
ハッ!
ピコンッ!(アニメ名探偵コナンのひらめきSE)
今回は王将に行きます。
餃子の王将について
国内最強中華チェーン店、餃子の王将。
1967年、我が街京都にて誕生しました。
京都を中心に個人店として店舗を展開した後、
1974年に18店舗を基に王将チェーンとして法人化。
1990年に"王将フードサービス"へと
商号を変更しました。
現在では直営・フランチャイズ含め
545店舗を構えています。
料理大国・日本において
勝利し続けていると言える餃子の王将。
さらには中華料理という
味、そしてそれ以外の様々な要素を
求められるフィールドで、
安定したクオリティやスピード感に加え、
そのお手頃価格で長らく愛されてきた魅力。
最強の街中華。
その魅力を再認識すべく、
僕はまた今回も講釈を垂れるのです。
それはもうベラベラと。
五月雨
唯一、読み方が変わる月の雨。五月雨。
傘もいらないぐらいに弱まったタイミングで
家を出ます。
向かったのは四条大宮。
ここは僕的クレイジー交差点なんです。
なんでも揃う便利さが故なのか、
朝、昼、夜で顔の変わる不思議な力のある場所。
少し複雑な形に交わる車道も可愛くて好きです。
この時点でお気づきの方も多いでしょう。
見えてきたのは1号店です。
僕のレペゼン、左京区岩倉には
"日本で1番メニューの多い餃子の王将"である、
餃子の王将 宝ヶ池店もあるのですが…。
それの紹介はまたの機会に。
今回お伺いするのは、
1967年から旗を掲げ続けているレジェンド、
餃子の王将 四条大宮店です。
入店
白い暖簾も"一号店"のパワーでしょうか、
煌びやかに見えます。
心の中で「失礼します!」と叫んで
暖簾をくぐります。
ド空腹で20:30頃に入店。
「名前を書いてお待ちください!」とのこと。
ええ、待ちますとも。
待合のソファに腰掛けると目の前にはこれ。
安ない?
「忘れられない中華そば」が
302円なんてことありますか?
忘れられないのに?忘れたいことだらけなのに?
忘れたいことほど忘れられないのに?
忘れられないのは 受け入れられないのは
君を思い出にできる程 僕は強くはないのに?
数分待って案内されたのは2階のテーブル席でした。
なお今回もこの謎noteに理解のある
彼女と2人で参戦です。
ガンガンいこうぜ
レギュラーメニューに加えてこのラインナップ。
コロコロコミックばりの付録感です。
あのワクワクする気持ちを失った時に、
人は老けてしまう気がします。
そしてこの日は
怒涛の仕事週末を乗り切った月曜日。
こんな時、
"自動ご褒美供給システム"が作動します。
通称、ARSです。
(ARS:Automation Reward Supply)
※天下一品回参照▽
僕は店員さんにこう伝えました。
「瓶ビール大をください!
グラスは2つでお願いします!」
ありがとうございます!
美味しいです!
グラスまでよく冷えています。ありがてえ。
そして数あるチェーン店の中でも
カッコいいグラスランキング1位は
これだと思っています。
欲しすぎ。売ってなさ過ぎ。
ほぼ全国民にあると言われる(俺調べ)、
王将のMY黄金セット。
僕は「餃子・回鍋肉・炒飯」なのですが、
今回はなるべく色んな種類を食べたい。
そんな時はコイツです。
ジャストサイズメニュー!
JUST SIZE MENU。
爆売バンドかと思いました。
この発明とも言える天才的サービスを考えた人、
その人の名前も知らない自分に嫌気が差しますね。
なるべくメニューを絞った方が
店の回転率は上がるはずなのに。
完全にこちら側の気持ちを汲んで生まれた発想です。
第一陣が到着です。速い。
ご紹介します。
どれも美味しいです。
野菜炒めはマジで日本一やと思います。
具材がほぼ野菜で中華独特の
このジャンク感を出すのは
家庭では至難です。
カニ玉はレギュラーサイズで正解かも。
フワフワ卵&特製餡は箸が止めづらいです。
そして。
今までも、これからも、
ずっと定番。
(我ながら良質なコピーな気がします。)
ニンニク激マシ、ニンニクゼロ、
さらにはよく焼き、両面焼きなどもありますが、
今回はノーマル。
絶妙なザクザク加減の皮を破ると、
肉汁たっぷりの餡。脳みそをドロップキックされた気分です。
文字通り看板商品。最高です。
そのままを味わった後は…
卓上調味料のお出ましです。
王の冠を務めるだけあります。
やはり何個でも食べれる気がしますね。
さあガンガンいこうぜ。
肉、野菜、どの具材も光るのは火加減。
火を通しすぎると肉は硬くなり、
野菜は無駄にクタクタになってしまいます。
高火力と研鑽されたその妙技あってこそなのです。
そしてあっという間に〆。
回鍋肉、油淋鶏、春巻、
エビチリ、ニラレバ、ラーメンなど、
まだまだ食べたいものは沢山ありましたが...
ここらでフィニッシュ。
少し名残惜しいぐらいがいいのです。
食事も、音楽も、恋も。
ご馳走様でした。
過去の自分が今僕の土台となる
過去に捉われない。
とても大事なことでしょう。
過ぎた時間は戻ってこないし、
今更クヨクヨしたって、なんてフレーズも
月並みです。
しかし王将の中華そばが忘れらないように、
別に無理に忘れる必要もありません。
忘れられないということは
それだけ貴方の人生の重要なフェーズだったのです。
中華の王は、
伝統という過去を忘れず、
令和という現在を生き抜き、
幸せという未来を描いていました。
現在も未来から見てみれば過去。
しっかり今を噛み締めていきましょう。
君は、君の世界の王なんだから。
王将公式HP▼
次回予告
次回は...丼の最高到達点。
ある種のお家訪問です。お楽しみに。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?