バスク!

半日有休をとり、堂島にあるバスク料理の名店にランチを食べに行く。大阪市からがん検診のクーポンが届いていて、期末になる直前に受診しようと思ったのだった。

今回のメニューは豚肉と豆のスープと真鯛のポワレ、バゲット、カフェ。スープはニンニクと香草の香り、豚の脂の甘みが舌に纏われて、あれは何だったんだろう、豚のシロコロって食べたことがないけれど丸腸のようなものとハモン・セラーノでしっかり肉感と旨味があり、少量のパスタとご飯に豆がたっぷり入っていてボリュームも満点。

次皿は真鯛のパリッとした皮目は香ばしく、身はジューシーで下には浅蜊と蕪や菜の花などの春野菜がくったり炊かれて敷かれていた。

どちらも野菜と肉や魚の出汁がしっかり出たやや塩味の強いスープはパンを浸して食べた後は飲み干すべし。素朴でありながら生命力に満ちた美味しい料理をゆったりとした気分でいただくこと、それが明るい春の光の射す日であれば何よりもの休息。一つのピリオド。

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