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「便座エース 占い編」

世の中、若者にはダーツなるものが流行っていたらしい(過去形かなぁ?)。ダーツバーなる店も東京でちらほら見かける。結構世界的規模でプレイヤーが居るらしい。従って統一ルールも存在する。
 
ふっふっふ、甘いな。
 
そんなのが流行る前からあたしゃはとっくにウォシュレットを占いに利用している。


ここまで読んで「ピーン!」と来た諸兄は鋭い!
 
まずスッポンポンになったまま、今日の座り心地を確認する。この感覚が難しい。実に微妙で研ぎ澄まされた感性が要求される。


座禅の座りはじめに酷似している。座った瞬間にわかる。「今日はおかしい・・・何か変だ?」という日もあれば「ピシッ」と一発で決まる日もある。
 
さて準備万端。相当臭内観派のアタシとしては水圧を「最強」に設定し、心を静めて狙い澄ますことしばし。まさに「無」の境地である。
 
そして息を止めて一気にボタンをPUSH!
 
「正鵠を射る」というが、まさに「校門を射る」一撃が来ればその日は「大吉」である。

ご褒美に「菊」の花火が打ち上げられる。

この際必ず「たぁ〜まぁやぁ〜」と江戸っ子らしい威勢良いかけ声を忘れてはいけない。(観たことはないけど・・・たぶんそうだと思う)


微妙な差で左右にズレル日もある。これは惜しい!左右は許容範疇である。損害が少ない。よって「小吉」。まぁ60点程度の幸運度とする。
 

問題は前後のズレである。


まず「前ズレ」。
これは「校門を射る」には至らないが、副産物的オマケが漏れなく頂けるから「中吉」とする。
 
そう、あの古式ゆかしい伝説の「玉揺らし」の儀式である。
「フルベ フルベ ユラユラ ト フルベ」。
これぞ古神道の妙技である。

滅多に陽の目を見ない、かつ洗浄されないであろう「玉浦」が思いっきり「清ケツ」になると同時に幽玄なる微妙な動きを見せる。
 
違う意味でスッキリするのである。


さてどん尻に控ぇしは・・・「後ズレ」である。これはあたしとしては被害甚大ゆえ「凶」とする。


水圧最強に設定された甘露なる清水は、滑らかな曲線美を描く我が臀部を駆け上がりやがて腰部に達し、背中に進入する。

お陰で下着もワイシャツもビショビショで一日中気持ち悪い。
 
さぁ、紳士淑女諸君。早速試してみたまえ!

今日のあなたを占うのだ!
 
諸兄の「たぁ〜まぁやぁ〜」絶叫を祈念し、拙文を終わりたい。
 

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