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医師を信じるか信じないか?

こんばんは。デルタです。
今回は医師を「医師を信じるか信じないか?」をテーマに記してみようと思います。

その前に、私の3x年の人生の中で医師とはどういうイメージだったかについて書いてみます。

① 先生と呼ぶべき威厳のある職業

私は幼少期から身体は強い方ではありませんでした。毎年のように風邪はひきますし、小学生の頃はやんちゃで家庭科の時間にやらかす始末。中学生の頃もどちらかというと怪我をよくしていました。その中で、医師はいままで私よりも年長者が多く、威厳のある職業であると子供ながらに思っていました。ただ、私の年齢が上がるにつれて少しずつイメージの変化はあります。

② 中学・高校生になり大学に行かないとなれない職業だと分かったこと

小学生の頃はまだまだ子供で、高校生や大学生は試験なんて存在せずに自然になれるものであると思っていました。そもそも、小学6年生の春休みに塾に入るまで、高校生以降の進路や大学の学部について全然知りませんでした。中学生になり、基本的に医学部を出れば医師になれるとか、教育学部に行けば教師になれるとか、工学部に行けばエンジニアになれるとか、漠然と考えていました。
高校生になり、高校の先生等から受験に関する情報を得たり、やりたいことを考えているうちに、医学部とは学年でもトップクラスの人間が行くところだと分かり、雲の上の存在に感じていました。

③ 馴染みのあるものになってしまった…

私は高校生の時に精神疾患を発症してから定期的に精神科に通っています。また、ここ一年に関しては病院が生活の上でのほとんどのウェイトを占めていました。精神科通院は根気よく通い、自己について深く知り、考えて、改め…
そんなことをやっていました。

そこで、「医師を信じるか信じないか?」です。

私は結論、信じた方がいいと思います。臨床に関して先進的な医師の場合、患者の意志を尊重した上で努力をさせます。その中で、私はその努力がとても嫌でした。
本音を言うと、楽して生きたいですし、友人も恋人も欲しかったですし、病気を持っていても楽しく過ごしたい、そういつも思っていました。
私は特に、この一年はいつも主治医を信じたり、嫌ったりを繰り返していました。ケースワーカーや訪問看護の方に対してもです。しかし、今になり苦しかった春、夏、秋、そして冬になり少しずつ頭の中が整理されてきました。  
私は春の終わり、とてつもないショックを受けました。(内容略)
しかし、その後、自分を変えようと必死でした。その反動で、悪い遊びをしたり、飲み歩いたり…そのようなこともしていたと思います。その結果、健康診断結果は昨年より悪化する始末、更にまともな友人には距離を置かれました。そして、残ったものは悪友と、抜け殻のようになった私でした。しかし、秋風漂う頃、本格的に意識を変えるために努力を重ねてきました。そして、主治医やケースワーカーにも思っていることのほとんどを話しました。その中で、少しずつ悪い遊びは控えて、リフレッシュはサウナや博物館巡りや神社仏閣巡りを中心に行いました。今でも特に継続できているものはスーパー銭湯のサウナです。整うが流行っていますが、老廃物を出すだけではなく、頭の中がとても整理され、私の中で一番手軽で安価に継続できるものであると思っています。

ストレス発散をお酒などに向けるのではなく、自分自身が楽しむことが必要です。楽しんでいる姿は何だかんだ周りの方々も見ているのではないでしょうか?そして、周りも自然と明るくなる気がします。仕事に関しても同様のことが言えるのかと思います。

主治医に「私は何故、考え方が変わらないのですか?」と秋の初めに質問したことがあります。
主治医の回答は、「いつから変えようと努力しましたか?変えるには時間と継続です。時間がかかります」とアドバイスを受けました。
その中で、本当に変わりたいという意識のもと、私の思考が少しずつではありますが、変わって来た気がします。
そんな中、元気に働きたいという気持ちが少しずつですが芽生えて来ました。そして、適度に働きつつ、新しい趣味の開拓をしたいと思うようになりました。そのような目標を持つのに一年ほどかかりました。

失ったことも多いですが、本当の仲間は、すぐにできるものではないですし、少しずつ時間をかけて作っていくものです。一朝一夕でできた関係はすぐに壊れると思います。主治医やケースワーカーにしても今の関係を作るのに時間を要しました。だからこそ良いことも悪いことも併せて信頼できます。

信じない方がいいのか?

こちらに関しては、精神科という見えない病の特性上、信じない方が良い方もいるかと思います。例えば、薬だけ欲しい方や維持療法で良い方、そして何よりも患者本人の人生観に全てを委ねられると私は思います。
例えば、風邪は内科医に風邪薬を貰い服薬すれば、ほとんどの場合一週間以内に治ります。軽い骨折なら、約1〜3ヶ月ほどで入院し治療すれば治ると思われます。
ただ、慢性的な疾患(おそらく障害に該当するもの)は完全には治りません。考え方によってはどの状態まで回復すれば、「患者本人が生きやすい生き方ができるか」が治療のゴールとなるでしょう。
何よりも治療のゴールは個々で違いますし、自分自身で設定するべきです。その中で医師を信じるも信じないも自分で決めるべきものだと私は思います。

まとめ

私の場合は辛いことがあった時、諦めずに努力を続けていると何故か誰かしら助けてくれる人がいました。小学生の頃、クラブ活動をしている時の仲間、中・高校生時代苦しい暗黒期の中でも声をかけてくれる先生やクラスメイト、大学時代、なんとか頑張って笑顔を作ったり、必死に試験や研究に励んだあの日…。そして、社会に出て、辛い時に話を聞いてくれた上司や先輩。

多分、この文章を見て、私がとても恵まれていると思う方もいるでしょう。恵まれている訳ではなく、思考の癖を少しずつ理解し、前向きに歩み始めてきました。極端な話、過去の嫌なことである、99%を美化される傾向にあり、幸せなことであろう、1%を嬉しく思えるようになってきました。その様な解釈だと今の私は思います。

医師を信じるか信じないか?は「個々の判断」です。そして、ある程度は自分で自分のことをコントロールすることも必要かと思います。何よりも人を信じることは素晴らしいことですし、今の私は性善説でいきたいと思います。そして、苦手な人とは適度な距離感を掴めるように日々精進し、強く生きていこうと思います。

デルタ

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