半ば耳なし芳一

しまった。隣の隣に座った爺が咳をして、そのあとこちらも咳をしたくなったので、珍しいこともあるもんだと思ったら、爺がタバコを吸っていた。たぶん、雷でライターの音が聞こえなかったのだ。もっとちゃんと見ておけばよかった。確かにいかにも違法にタバコを吸いそうな風体のダメおやじ、という感じだった。それに雨降りなのにわざわざ外のベンチを選択するのも違和感があった。もう基本的に人間を信用しない方が良いな。先制攻撃的に警戒しておこう。ミルクケース爺がまたイオンに来てんな。口をもごもごしながら運転してたが、何しに来てんだ、こいつは。やはり、ショッピングセンターのような騒がしい環境では字面を理解することはできても抽象的な概念操作は難しい。出来てもあまり記憶に残らない。科学や哲学をする静寂な環境も投資して勝ち取りに行かねばならない、という悲しい国である。環境も記憶に影響を与えるのだろう。隣に座った奴が、いつまでものかんからなんだこいつは、と思ったら、スース―言い始めてどうやら寝ていたらしい。お前のスースー要らんのよ。なんでガチの仮眠なんだ。傍若無人は阿呆の近似値か。底辺×阿呆=Δ傍若無人か。雷がゴロゴロ言い始めてさすがに読書は難しいか。向こうの山から黒雲がどんどん湧いてくるからな。これから雨が降り出しそうだというのに、洗濯物を干している人がいる。さっき取り込んでたのは何だったのか。暑くて水道の水がもうお湯なんだよな。しばらく出してもお湯。もう半ばお湯なんだ。バックトゥザフューチャーは現代の騎士道物語なのか。少年を教え導く老賢者という構図。季節性風邪をひくのはある程度、しょうがないのだろう。ウィルスも毎年毎年、ヴァージョンアップしているからな。氷の代わりになる、プラスチックボールみたいな商品があるのだが、長いこと冷凍室に入れっぱなしだったため雑菌が繫殖したのか、麦茶があまり美味しくない。食い物というのは腐る前に旨みが失われるのか。一瞬、タバコのような臭いがしてビビったわ。恐らく、麦茶の臭いとプラスチックボール表面の酸化物のような臭いが混ざり、焦げ臭い窒素酸化物のような臭いになったのだ。子供ど真ん中社会にしたら世の中内側から崩壊しそうだけどな。やはりミネラル不足というのはあるのだろう。いわゆる発達障害やアスペルガー、といった症状も。脳の物理的障害を知的障害とすると、神経伝達という機能に関わる部分に障害が起こっている。肉体で例えると、手足が欠損しているのが障害者、神経伝達に問題があるのが、発達障害やアスペルガーといった感じか。人によって楽器が上手く弾ける人やそうでない人、運動選手でも、野球やサッカーが上手くても、水泳やけんだまが苦手な人、いろいろいる。物理的障害であれば、見た目でわかるが、神経伝達に関わる部分は目に見えないので事態をややこしくしているが、基本的には栄養不足、人工甘味料の取り過ぎだろう、とは思う。鈍感力ならぬ敏感力も大事だろう。基本的になんでも酸化が進んで錆びていく。鉄もサビるがこれは、同時に本体が完全に摩耗するのを防ぐためでもある。つまり、サビることでこれ以上、風化することを防ぎ、完全に摩耗することを防いでいる。粒を小さくすると表面積が大きくなり、反応しやすくなる、というのは、人間社会でも、小粒の人物ほど怒りやすい、という経験則で分かりやすい。しかし、怒りやすいのと、反応しやすいは、分けて考えねばならないだろう。細かいことに気付く、気配りができる、という反応のしやすさは、社会に有用な触媒だろう。そもそも、現代は刺激に満ち溢れている。あの手この手で、人を堕落させようと、暴力によらない経済戦争を仕掛け合っているのだから当然だ。虫よけスプレーを全身に塗って、安心してたら耳を食われるという。半ば耳なし芳一だな。実際問題、悟りを開けるかどうか、というよりも、人はなぜ、悟りを開いたと思い込んでしまうのか、ということの方が注目されていないだけに問題なのかも知れない。つまり、世の中にはなぜ宗教を盲信してしまう人たちが一定数、いるのか。悟りという病、神の壁、ということかも知れない。悟りとは睫毛の先のつるしもの、あまりちこうて知られざるべし とか、なんとか、石田梅岩か誰かが言っていたとかいないとか。ある種の、召命体験、悟りを開くような体験、というのは、たぶん、世界全体の認識がゲシュタルト崩壊したような感じかも知れない。確かにゲシュタルト崩壊という現象は、面白く、もしも、古代や中世なら自分だけがそれを体験した。つまり、悟りという聖杯を手に入れた、と有頂天になっていたかも知れない。そして、他の人にそれを教えてまわりたくなるかも知れない。ともかく、そういう価値観、人生観の大転回が起こってしまうのが、そういう宗教的な体験でもあったりするのだが、それは誰でもできる。ひらがな一文字をずーっと、見つめ続ければやがて、脳みその配線が変わり、もはやそれが、ひらがなと認識出来なくなってくる。これがひらがなでなく、太陽なら太陽と周りの関係がゲシュタルト崩壊を起こし、太陽を神と崇めるだろう。つまり、悟りとはある種の神経回路の麻痺というか弛緩というか足が吊った状態というか。アハ体験とかも同じ理屈と思われる。しかし、それが例えばエジソンのような、科学技術上の発見だったりすると、実物として残るので、みんなに伝わりやすい。シンギングボウルよりも、蓄音器の方が確かに分かりやすい(笑)それに、たぶん、蓄音器の方が人の悩める心を救っているのでエライだろう(笑)音霊法とかいうのがあり、要するに音を聞くだけ(笑)耳というのは、身身 つまり、身の中の身、ということらしいのだが、耳というのは、魚類の頃のエラのようだ。なるほど、確かに耳の中は巻き貝みたいになってるし、それに魚類は耳がとても良いと思われる。池の鯉とか、足音ですぐに逃げてしまうし、哺乳類だけどクジラやイルカは音波で会話をしてるわけだ。耳がエラの名残だとしたら、水中で耳抜きをしないといけないのも分かる話だ。要するに大した話ではないのだが、それが大した話だと勘違いをして、色々、教義とか作り始めるのが非常に問題ではある。どうでも良いが、子育て中のママさんというのは、どうにもピリピリしてるようである。とにかく子供を完璧に育てないといけない、というプレッシャーが凄いのだろう。完璧主義は圧政者の声である。人々を窮屈な場所へ追いやり、狂気へ追い込む。というのはイチローに言ってはいけない(笑)まぁ、所さんは常に悟られてるか(笑)よ!石田倍願!😁💨💨

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