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経費ってなんですか?

こんにちは
スパルナ会計です!

スパルナ会計はまだ1歳なのでお客様を増やそうと日夜頑張っとります。

最近、新規契約検討のご面談で新規開業の個人事業のお客様からよく聞く言葉です。
「何が経費かわからないです」
近年、これもあれも経費にして節税しよう!という一般の方?コンサル?税理士?がYouTubeなどで動画を流しています。

え?経費って何ですか?
ということで調べてみました。
教えて税務署の人(調べてへんやん)以下HPから引用です。
「やさしい必要経費の知識」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2210.htm

(1)家事上の費用は必要経費となりませんが、個人の業務においては一つの支出が家事上と業務上の両方にかかわりがある費用(家事関連費といいます。)となるものがあります。
(中略)
(2)必要経費になるものとならないものの例
(中略)

なるほど。
(1)からわかることは、個人の支出は業務上と家事上の費用に分かれるわけですね。そして家事関連費は、家事と業務両方にかかわりある費用と・・・
つまり、ここからわかる必要経費っていうのは、業務上の費用なら問答無用で必要経費だけれど、その他に もやっとする家事関連費の2種類があるということですね。
(2)はよく読んでおいてください。(丸投げ)

個人事業の費用で問題になるのは、常に、プライベートかそうでない(業務)かということです。
いままでサラリーヒューマンだった方には具体的には何なの?と思われることがあるでしょう。

従業員だった当時、給与で払っていたものはズバリ経費になりません!というとかなり強引ですが。基本はそうです。
だからスーツとか革靴とか、お洋服のクリーニング代、お野菜やらお肉などの食事代、友達との飲み会費用、趣味やレジャーなどなど・・・これらが上記のいわゆる「家事上の費用」です。

その中で(1)に該当するならば経費です。
その該当するかの判断はご自身でするべきですが、判断をしたからといってそれがそのまま「必要経費である(=税務調査で指摘を受けない)」というわけではありません。
判断には必ず根拠がないといけません。
○○だから必要経費というだけでは、説得力がないというわけです。
それが通ったら全部必要経費ですよね。
根拠は、事実を社会通念上(いわゆる一般に周知されていること)の考えや裁判例及び所得税法などに照らし合わせて違和感がない・動かせない証拠などです。

では、サラリーヒューマン(気に入った表現♡)時代に戻って会社が無償で支給してくれてたものは?
制服・安全靴・机・椅子・パソコンなどなど
これは必要経費です。なぜ会社が無償支給したのか。会社が負担すべき必要経費だからです。(なんか禅問答みたい・・・)

とはいえ行き過ぎた支給があった人は注意が必要です。
特別な身分(経営者の親戚や友人関係その他)において、自分だけ特別扱いをされていたならば、その経費は法律上は給与扱いとなります。
これは特別扱いの受け手が所得税を払う収入を得ていることになるという意味です。(会社側は給与という経費です。役員さんなら多分独立しなさそうやから割愛。個別に相談してください)

いかがですか?
なんとなくイメージついてきましたか?

法人を設立する場合はどうなんだ!
ついでに申し上げると
上記の「家事関連費」は当然必要経費になりません。役員さんがそれを会社に負担させるならばそれは役員賞与という扱いになり、法人の必要経費(専門用語では損金といいます。)にはなりません。とても汎用的な考え方ですね。

さて、そろそろ年末調整ですよ。
お勤めの方はお忙しいところ恐れ入りますが年末調整の書類を提出してください。
全税理士を代表してお願い申し上げます。(すごいな!)




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