コロナが飲食業も変える

ついにコロナで、仕事が3週間程の長期休みになってしまった。

2月頃から世間を騒がし始めた、コロナはわずか2ヶ月ほどで、日本中に緊急事態宣言を発表させるまでになってしまった。

幸いな事に僕の住む街は、感染者はゼロだが、隣の街まで迫ってきているので怖いものだ。

僕は、飲食店で働いているが、4月に入ってからの落ち込み方が想像以上。それでも来店してくれるお客さんがいてくれて、お客さんが来てくれると嬉しい反面、クラスターが起きやしないかドキドキしていた。

飲食店も本当に、このコロナによって変わらないと生き残れない時代になってしまった。
僕のいる、鰻業界はそれはそれは歴史が古く、万葉集にも、「鰻」という文字が出てくるほど、歴史が深いもの。
故に、飲食業の中でも「ガラパゴス化」されていると揶揄されるほど、昔から変わっていない業界のひとつに挙げられている。

これから、どんな方向性で飲食業というものは変わっていくのだろうか?
このコロナが、収束した後は、アフターコロナではなく、ウィズコロナ時代になるって言っている人がいるけど、どっちになったとしても、この教訓から、店内で食べるという従来の飲食店の在り方だけではもう、飲食店としては機能不足に陥るのかもしれない。

新たな事にチャレンジしていかないと。
例えば、YouTubeで鰻の焼ける様子を発信したり、ブログやnoteでレシピを紹介したり、UberEATSを出前をしたり、TABETEで売れ残った物を安く売って廃棄が出ない工夫をしたりと、今まで飲食業界が苦手としていた、ITを駆使しないとお店を続けていくことは難しくなってきたと感じでいる。

ただ、街を魅力的にするかしないかも、飲食店が多くを担っていると思っている。僕も旅行先では、美味しい料理を食べたいと思うし、その土地で美味しいものに出会えたら、その旅行のトータルポイントはグッと上昇する。それくらい「食」は僕らにとって、とても重要だし、人生の楽しみの1つになっている。

だから来店してくれた人には、一焼入魂で最高の鰻丼でもてなすし、来店しやすいシステム作り、来店したいなと思わせるシステム作りにも、これからは力を入れていかないとなと強く感じている。

そのひとつとして、書くことで自分の考えもまとまるし、自分の考えを発信しようと思ってnoteを始めて見たところもある。
まだまだ、方向性も定まっていないが…。

まだ僕は雇われの身だが、自分の店を開きたいという目標がある。
小さくて小回りの効く 鰻屋をやりたいと思う。
これからの日本は間違いなく、人口が減るから経済も縮小するだろう。
という事は、従来の考えだった、長時間労働で会社をどんどん大きくして、利益をあげてというよりは、時代に合わせて小さくしながら、従業員も少なく、固定費を削って、細々とだか自分のやりたい事を自分のペースで続けていくことが、幸せに繋がるのではないかなと考えている。
そして、コロナが流行して思うのは、こんな時に何店舗も展開していて、従業員も何人も雇っていたらと思うとゾッとしてしまう。

毎日外食して、高級外車にのって、家は最新家電で揃える。みたいな一昔前のみんなが憧れた暮らしを自分もしたいなら、必死になって働かないとダメかもしれないが、贅沢な暮らしを選択しなかったら、それなりの稼ぎがあれば幸せになれるはずだ。

僕は長時間働いて、家族との時間もなく、趣味(僕の場合は筋トレ)も出来ず、寝る為だけに家に帰るような生活はしたくない。
それよりも、自分らしく働けるように、自分らしく生きれるように、働くペースを調整しながら、本来あるべき「幸せ」を感じる、心のゆとりをもてる生き方を実現したいと思う。

早くコロナが収束して世界に平和が訪れますように。

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