ジキルとハイドを観て

 人間の2面性について書く人がほとんどだと思うので、私は科学の進歩についてからアプローチしたいと思います。

 人間の善と悪を分けることができる薬をジキル博士は開発します。この薬によってメリットも享受するでしょう。しかし、デメリットもあるのです。

 物事はなんでもそうです。人類は道具を使うことを覚えてから、素手でやっていたことをナイフでやったり弓矢でやったり鉄砲でやったり原爆まで開発してしまいました。全て良かれと思ってやってきたのです。

 現に原子力発電で得た電力は安くて安定供給されます。日本のように資源がなければ外国から電気を買うより原発で発電したほうがいいでしょう。しかしやはり事故のリスクも抱えています。

 科学が後退するということはあっていいのでしょうか?人間は便利さと引き換えにいろいろなものを失ってきました。しかし、それをも上回る発展があってこそ人間ではないでしょうか?特に民主主義の国ではある程度の競争や向上心が国の発展を促してきました。

 だからジキル博士は薬を発見した時、時は来たを歌ったのだと思います。

 子育ても同じだと思います。人間は病気でなければ向上しようとする意志を自ら持っていると思います。それを大人が、ダメ。うるさい。と芽を摘んでいるのです。危ないことや人に迷惑をかけることは止めなければいけませんが、他は好きにさせてあげませんか?そういう環境を作ってあげることが大人の義務だと思うし、少子化対策にもつながるのだと思います。私は多少のお金をもらってもたくさん子どもを産もうと女性が思うとは思えません。時が来たなのです。本当の自分を取り戻す時なのです。

 そして前進あるのみ。人間は後退しません。開発したものには責任を持ち、さらにもっと便利にもっとより良くと考えるのが人間だと思います。時には立ち止まったり遠回りしたりすることはあるかもしれませんが、確実に前進しているのです。

 ジキル博士は開発した薬に責任が持てなくなり自分を殺してくれと友人であるアターソンに頼みます。自害しなかったのは、後進を頼みたかったのだと思います。ですから私たちも仕事でもプライベートでも、過去にはこんなことがあったんだよ。だから未来はこうあってほしいなと伝承していかなくてはならないと思います。そのためならチャットGPTもどんどん使っていいと思います。そしてまた新たな進歩を遂げていくのだと思います。

 こどもの日ですので、子どもたちが夢を持って未来を語れるようなそんな世界であるよう祈っております。

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