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自分自身の話をすることって難しいよねって話。死にたいって誰かに話したかったを読んで。

こんにちは。はらっぱです。

インスタグラムで見て気になった本。
確かに、「死にたい」って言いたくても言えないよねって。
そんな経験がある人って多いんじゃないかな、かくいう私もその一人で。
あの時、誰かに「死にたい」って言えたらどんなに楽だったんだろう。と考えながら…。


まずは、あらすじから。

あたたかい家庭がほしいと願いながら、恋人どころか友人もできず空回りばかりしている奈月は、生きづらさを抱えて日々暮らしていた。悩みを共有できる人がいないか、「生きづらさを克服しようの会」を勝手に発足し、勧誘チラシを撒く。すると、モテなさすぎて辛いと話す男性から連絡がきて――。どうして私たちは他の人のように「普通」に生きられないのか。生き方に悩む男女が不器用に前進していく。

死にたいって誰かに話したかった - 南綾子 (文庫) | 双葉社 公式 (futabasha.co.jp)


それでは、思ったことをつらつらと。

1ページ目から登場してくる、ああ一人はいそうって感じの女性。
ただ、いそうではあうけど、本当にいるのかと言われると、いるのかな?って少し戸惑った。

それはさておき、生きづらいと感じている4人で開催される「生きづらさを克服しようの会」。大切なルールが3つ。

1、聞いた話を口外しない。
2、相手の話を批判したり割り込んだりしない。助言も禁止。
3、一般論ではなく自分自身の話をする。


この3つって、普段もすごく難しくて大切なことだなって。

口外しないのは当たり前だとして、批判しない、割り込まない、助言しない。って相手の話を聞くにあたって大切なこと。としてよく言われる。

言葉を少し変えると、相手を否定せずに共感しましょう。って。

就活の面接なんかでも「相手の意見は否定しないようにしています」ってよく言う私。だから、私にとって2番もそりゃそうだって感じの項目ではあって。

なるほど!って思ったのは3番。
だから、時折なんとも言えない苦しさを感じるのか。ってすごくすっきりした。

自分自身の話をするってすごく難しい。自分をさらけ出すことと同じだから。

だから、自分の本当の経験や気持ちを下に隠して○○な人っているよねって一般論として話してしまう。
でも、自分の話のようで違うからこの話に共感されても自分の気持ちは昇華されないんだなぁって。
「死にたい」とかかなりマイナスな発言だと特に話にくいから一般論に隠してしまうよね。これこそ話して救われたいはずなのに。

やっぱり自分自身の話をするのが大切なんだなーなんて思いながら読み進める。私には自分の話をなんでもできる人なんているのかなぁなんてことも思いながら。

最後の自殺未遂。
本当のことが話せなかったことが原因。

助かった後、やっと口にできた「死にたい」の言葉。

言うことも大切だけど、言える関係の人がいることがもっと大切なんじゃないかなって思った。

その関係があるってことが心のよりどころの1つになると思うから。


私も、自分自身の話ができる関係をつくりたいな。






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