医師「働き方改革」の日々/「子供たちとの時間」と「やみつきポテト」と「変わらないこと」
子供たちが小さかった頃に家族で外食に時々行っていた店に久しぶりに行った。5年ぶりくらいになるだろうか。
その頃子供たちのお気に入りだった「やみつきポテト」。盛りつける器が小さくなり量が少し減ったが、メニューは変わらずにあった。
アジャイルに変化することの大切さが言われ、生き残るには変化することが必要だと強調されるが、「やみつきポテト」はこうして変わらずに存在するだけで、今では小さな大人になった娘たちを大喜びさせることができるのだ。
変化しながら成長することと、変化しない本質を大切にすること。この差は文字で書く以上に大きい。
医療の世界にもDigital Transformationの波が押し寄せ、医療も、そして医師も変化することを求められる時代だ。しかし変化しない本質もある。そこは、そこだけは、変わってはいけない。そして僕たちはそこから逃げてはいけないのだ。
「子供たちとの時間」と「やみつきポテト」にそんなことを教えられた気がした。
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