凄く好きなキャラクターや作品がなくなっても生きていける


私には凄く好きなキャラクターがいました。

界隈でしんどい目にあいつづけてもサイトで愛を叫び続け狂ったようにそのキャラを描いていました。

しかし、無理して界隈の人間関係や負った心の傷、誰も私の描いたり書いた作品を必要としていないという疑念に苛まれ、サイトを閉鎖したしpixivの作品も全削除しました。血反吐を吐きながら愛を叫び続けた結果、その作品やキャラクターに全く興味が持てなくなりました。そのキャラを好きな人達の実態を知ってしまい急激に気持ちが冷めたからです。推すのが疲れた果てた末の出来事でした。

とにかく、オタク趣味の私はその時々によって凄く好きなキャラクターや凄く好きな作品がありました。

そのキャラクタ-のことが好きで好きで好きで仕方ないみたいな存在が必ずいました。狂ったように萌えてひたすらそのキャラクタ-を描くみたいな存在がいました。

ウルトラマンガイア、ウルトラマンガイアの藤宮博也、Zガンダム、Zガンダムのカミーユ(前述した界隈で色々ありすぎて気持ちが冷めたキャラ)、艦これの野分など。常に狂ったように好きな作品やキャラクターは必ずあったし、いました。

ところが、今はそういった作品が存在しません。そういったキャラクターもいません。これはオタク歴10年の私にとってはじめてのことです。

今まで孤独で苦しい人生でしたが、そういった狂ったように萌えていた作品やキャラクターのおかげで生きていたので、メンタルが更に悪くなるのではないかとか空っぽになるのではないかと思っていました。

狂ったように萌えていた作品やキャラクターがいた頃より気楽に生きている自分がいました。

色々気持ちが落ち着いたのです。

もう界隈で苦しまなくていいんだ、作者のコメントで傷ついたり、中の人の様子でモヤモヤしなくていいんだとか凄く気楽なんです。

星野仙一の燃える男ならぬ燃える女状態で推していたあの頃より緩やかな線香花火のような気持ちで昔凄く好きだったな、今もほんのり好きだなぁ位の感覚でたまに振り返るいまの生活になってから楽になりました。

二次創作をやめたのも、ついに何かを沢山描きたいと思えるほどの作品が存在しなくなったからです。

それと燃えるように好きなものがなくなったら死ぬ!と思い込んでいましたが、あまりにも燃えすぎた気持ちが延焼して自分まで燃やしてしまっていることに気がつきました。のめり込みすぎると些細なことが気になったり、嫌な思いをすることも増えるので、ほどほどに好きって位が一番長続きするのでしょう。

今凄く好きなキャラクターや作品が存在しない私ですが、何が一番楽しいかというと食べ物を食べることです。おかげで太りました。

廃人のような心持ちだし私の心は焼け野原でペンペン草一つ生えてない感じなので、何かを食べることで失ったパッションや空っぽになった何かを取り戻そうとしてるんだと思います。

また、過去の私含めオタクはやたらと夢中になるものがない人は可哀想とか言って無趣味な人を見下しがちですが、無趣味でも案外楽しく生きていけてますし全く可哀想じゃないし、無趣味は無趣味なりに色々考えて楽しいことが自分が空っぽになってから気がつきました。

狂ったように萌えていた作品やキャラクターがいなくても生きていけるので推しがいるから生きていけるというのは間違いです。

ただ私のように燃やし尽くして廃人のような気持ちになるのは、それまでの過程が地獄なのでオススメしません。

私みたいに何も狂ったように好きなものがなくてひたすらぼっーとして野球見て食べ物食べてたまに絵を描く生活でも生きていけます。

推しがいなくなっても、いなくても大丈夫です。







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