君に贈るランキング② #毎週ショートショートnote【408字】
「ああ、地球の夏は暑いし、気持ち悪い虫がたくさんでこりごりだ。気晴らしに何でもいいから奴らのものを奪ってやりたいな」
悪魔が人知れず地球に住み着いてから、悪魔は人間と協力して生きることよりも、陥れることばかり考えていた。
「そうだ、黒魔術の便箋に奴らの大切なものを上から3つ書かせて、それを召喚して奪ってやろう」
悪魔は学校の先生に変身した。手始めにおてんばそうな女子小学生に狙いをつけ、便箋をおくるように指示をした。
「楽しみだぜ、家族か金かはたまたぬいぐるみか。ひひひひひ…」
ミカは家に帰るなり母親に今日あったことを報告した。
「先生にね、大切なものをお手紙で教えてほしいっていわれたの!だからねお手紙にリボンつけて渡したんだあ。君にはこんなに可愛いのもったいないかって言ってやった!」
「ミカ、先生に向かって君なんて失礼でしょ」
「ううん、てかそんなことはいいけど、私のゴキちゃん達しらない?3匹ともいなくなっちゃったの…」
どうしても書きたくて同じお題で、二作目も投稿させていただきました。
一作目とは違ったテイストになったと思います…笑
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