好きな歌詞とは、言いたいことや、言われたいことなのではないか

好きな歌の歌詞は、自分が言いたいことか、言われたい言葉なのではないかと思うようになった。しかし、不用意に歌の歌詞を他人に放とうものなら、悲惨な目に遭うのは想像に難しくない。というか悲惨な目にあった。

例えば「死はなぜ 訪れる」という歌詞だが、僕は困ったことに死ぬとか生きるとかについて、他がどう考えているのか、気になる時期が定期的に訪れる。その度に職場の親しい人に「死はなぜ、訪れると思いますか?」と聴いて回っていた。

すると数日後に、突然というか当然というか、上司から面談を受けたのだ。「最近はどうだい、疲れてないかい?」「うちは宗教の勧誘は禁止だからね」などの言葉を放たれた。

そのあと、しばらくの間、会社で死神というアダ名の人が居たらしい

あとはもう、とにかく「好きよ」「大好きよ」「あなたしかいない」「こんなの初めて」「七億円あげる」とか言われてみたいが、いまだに言ってくれる人は現れない。「僕はずっと待っているよ」状態である

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