Lsst journey

私が4年間乗ってきた自転車がもう寿命らしい。

この愛車を買った時店員さんに「この自転車はもっても2年くらいが限界ですね。」と言われた事を覚えている。

本来の2倍の年数を私の粗雑な扱いに耐え、風雪を凌ぎ私を運んでくれたことを感謝したい。

高校1年生の頃から乗り始め、私の高校は土曜日も授業があったので週6日。

遊びに行く時は週7。

バイトがある日なんかは一日2回。

もう尋常じゃないくらいこの自転車にはお世話になった。

どこへ行くにも一緒だった。

ガチのマジでメリー号くらい愛着があるし、自転車側もお別れの言葉を言いたいんじゃないかなと思ってる。

本当は燃やして供養したいんだけど、木造の船のようにはいかないからね。

供養も込めておばあちゃん家に行ったんだ。

片道30km、車体は軋み、悲鳴をあげていただろう。

でもこれが君の最後の仕事だし、君はそれを立派にやり遂げてくれた。

おばあちゃん家は田舎で自然がとても美しい場所で、私は自転車と美しい風景を探した。

すっかり短くなってしまった秋に赤らむ木々、haruka nakamuraを聴きながら私は夕暮れと別れに涙した。

君がいなければ私は何処へも行けず、何もできなかった。

無理させてごめん。

今までありがとう。

たかが自転車と思うだろうか?

でもね、毎日乗ってると愛おしく思えてくるんだよ。

という事で、自転車に対する哀悼の文でした。

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