菜の花咲けるあの道を―静浦丘の辺の道
ここから先は少々退屈かもしれない。
自分のゆかしがりを人に知って貰うのは難しいことくらいわかっている。
それに日照にめぐまれなかったので。
だけど行くしか…
折角登った道を降りるのは面白くない事だが、降りた先でまた登るのはもっと面白くない。坂道を降りるとまた登る道と下る道に突き当たる。降りた先はほどなく多比の集落を通り多比漁港に出る。多比と江浦は隣り合う集落なので漁港の境界は良く判らないがヤマハマリーナのある突き出し崖がその境だろうか。
登ると今までとさほど変わりのない光景の農道。突き当りを過ぎると程なくして農業をやめたところに出てしばらく舗装された山道となる。
それでも所々眺望が開ける。
そしてまた下り坂でみかん山に出るが左手に不思議と開けた場所が見えて、砂防堰堤の工事をしていた。元々は登山ルートだったらしいが工事のため通行できない。気になるのは堰堤の上に行くための工事用通路で、現在締め切られているが工事終了後どうなるのか気になる。
そしてこのすぐ上で、海沿いを走る国道414号線の改良区間となる道路が計画されている。
道の突きあたりに壊れた農作業小屋(表紙写真)があって、左は工事現場だから右を降りる。直に標識のある分かれ道になって下を降りると多比港新護岸に出られる。近くには公衆便所があるが、少々判りにくいかもしれない。標識の登山ルートを辿るとまた分かれ道となり、もちろん登山ルートは進行方向だが、ここではその逆方向を行き国道に降りる。道なりに行くとやはり国道を渡って新護岸に出られる。
ここを静浦の丘の辺の道、の終点としたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?