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双極性障害について知るためのおすすめ本紹介

今回は、趣旨を少し変えて、私と同じ双極性障害を患っている人や、その家族などにぜひ読んでみてほしい本を2冊ご紹介してみようと思う。
ズバリ、↓の2冊だ。

これらの本は姉妹本になっている。
読む順番としては、

  1. これだけは知っておきたい双極性障害

  2. もっと知りたい双極性障害

が、おすすめだ。
実際に私も同様の順序で読んだ。

これだけは知っておきたいは双極性障害

『これだけは知っておきたいは双極性障害』のまさに基礎的な知識がイラストなどを用いて、紹介されている。

しかも、うつや双極性障害など、精神疾患の病気を持っている人の場合、文章がなかなか頭に入ってこなくて、本が読めなくなってしまう時期があると思う。(実際、私もその一人だ)

この本は、この特徴を分かったうえで、イラストなどをふんだんに使い、あまり文章が読めない人でも理解できるようにしてくれている。

なんて病気のことを理解してくれている著者なのだろう。
そこがまた、私と同じ病気と闘っている同士に向けて、おすすめしたくなる理由の一つである。

もっと知りたい双極性障害

『もっと知りたい双極性障害』については、まさに知りたかった双極性障害との今後の人生での付き合い方が書かれている。

個人的に印象に残っているのは、妊娠•出産について。
著者曰く、双極性障害は脳がバグってしまっている病気なので、薬を飲み続けていれば寛解(かんかい)の状態を保てやすい、管理しやすい病気なのだそうだ。
しかし、妊娠や授乳期間は子どもに悪影響を及ぼしてしまうことが確認されてるため、薬を止める必要がある。
要するに、計画的な妊娠・出産が必須であり、妊活中から出産までの間は、薬を飲まない=症状が出ることも覚悟の上での妊娠・出産であるということだ。
授乳に関しては、服薬を一刻も早く再開させるため、母乳ではなく、ミルクで育てることになるそうだ。

印象深い内容

私は、昔から結婚願望が強い。
というより、子どもが欲しい気持ちの方が先に来ている節がある。
だからこそ、この現実からずっと目をそらしてきていた。
精神科系の病気になる=お相手探しは難航し、出産に対してもリスクを抱えることは薄々気づいていた。
というより、分かっていたから、病院に行きたくなかった。

でも、今なら思う。病院に行かなければ、症状が治まるわけではなく、むしろ生きづらさが増すだけなのだと。
こんな自分でも受け入れてくれる人は、たぶんいるはず。
むしろ、受け入れてもらえない人と結婚なんて、どう考えたって結婚生活が成り立たない。

類は友を呼ぶとはこのことで、今の私の周りには、本人や友達、彼氏が精神疾患者だったり、不登校経験者などが多い。
こうやって、理解のある中で、生きればいい。
理解のない人とは距離を置く。

『もっと知りたい双極性障害』は、双極性障害な自分と向きあい、上手に付き合っていくための生き方のヒントが書かれている印象だ。
まるで、人生の羅針盤のような存在。

双極性障害との付き合い方で悩んでいる人は、ぜひ2冊読んで欲しい。

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