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【オークス2024】全出走馬個人的長所・短所まとめ

※全て主観です。あくまでも参考程度に。
※予想オッズは5/16 18時時点のものです。


・コース特徴

正面スタンド前からコースを一周する形でレースが進む。スタートから1コーナーまでは短いため、内目有利。3-4コーナーでペースが上がることが多く、この区間が一つの勝負どころ。最後の直線は500m以上もあるため、豊富なスタミナに加え切れ味も問われるコースだ。

・馬場状況

依然として良好な馬場状態。高速馬場。開催が進んでも依然として内目は生きており、ロスのない位置取りができた馬が活躍するレースになりそう。

ステレンボッシュ(4枠7番 予想一番人気2.2倍)

騎手:戸崎圭太 厩舎:国枝栄

長所
母ブルークランズは左回り得意で中距離を主戦としていた。エピファネイア産駒は仕上がりも早く、勝ち出すと止まらないタイプなので、大負けするまでは常に馬券に入れて置いた方がいい気がする。

短所
鞍上がモレイラJ→戸崎Jに変わるのがマイナス。戸崎Jは決して下手なジョッキーではないが、このタイミングでモレイラJがブラジルへ帰ってしまったことを考えると本気度はそれほどでは無いかと。枠的に内詰まりも警戒しなければならない。

ライトバック(7枠14番 予想二番人気8.3倍)

騎手:坂井瑠星 厩舎:茶木太樹

長所
前走は他の追随を許さない圧倒的な末脚を見せた。直線の長い新潟、東京コースでも同様に安定して末脚を使えており、スタミナの問題もあるがしっかり脚を貯められれば最後方でも一気に差せる。

短所
気性があまり良くなく、スタミナがあってもゲート後入れとはいえ折り合いに苦労することは間違いない。2番人気なので、差し馬の操縦が先行馬ほどではない坂井Jの手腕にも疑問。

チェルヴィニア(6枠12番 予想三番人気8.5倍)

騎手:C.ルメール 厩舎:木村哲也

長所
アルテミスS勝ち馬で、兄はノッキングポイントで大箱コース向きの馬。母チェッキーノもフローラSを勝ち、オークス2着で血統的には問題ない。前走は大事を取っての長期休養明けからの凡走。馬が元気よく走っていく姿勢がなかったとのコメントも。再びルメールを手配できていて勝負する気マンマン。

短所
「距離適性が全く違うレースなので大敗からの巻き返しは容易にあるのでは?」と思うが実際は苦戦傾向。この時期くらいまでは早熟性を活かした能力のゴリ押しで勝つ馬が多いのだろうか。

タガノエルピーダ(8枠17番 予想四番人気9.1倍)

騎手:M.デムーロ 厩舎:斉藤崇史

長所
阪神JFは展開が噛み合い、チューリップ賞は順当な実力出た印象。マイルよりも2400mの方が間違いなく合う馬。馬体重も軽く、スタミナを活かしやすい馬体な印象。調教では差す競馬を見据えた位置取り。オークスを照準に合わせた過程が実るか。

短所
兄弟が軒並みダート寄りで、なおかつキズナ産駒自体も速い馬場への適性は強くないため府中特有のスピード馬場についていけるかどうかが課題となる。大外枠でもあるため、ロスないよう動いていく必要もアリ。

スウィープフィート(7枠13番 予想五番人気9.6番)

騎手:武豊 厩舎:庄野靖志

長所
桜花賞は追い込んで4着。レースを重ねる毎スケール感が増しているような気がする。武豊Jと手があっており、追い込みのタイミングが毎回絶妙。直線の長い府中でさらに強みを発揮してくるかも。

短所
初輸送が不安。関東圏遠征の実績もそこまで豊富な厩舎じゃないだけに心配。母も長距離向きの血統ではなく母父ディープスカイもダートに出ることが多く、高速馬場に対する適性にも疑問。

クイーンズウォーク(1枠2番 予想六番人気10.1倍)

騎手:川田将雅 厩舎:中内田充正

長所
ほかの差し馬とは違い、最内枠に入ったのは距離のロスが少なくできそうでいい。新馬、未勝利で1800mを使い、クイーンCも能力で強引に勝ったような感じなので距離延長には好意的。

短所
血統的にも厩舎の育成スタイル的にも2400mはギリギリなのでとにかくロスのない競馬が求められる。上に中団で競馬する馬なので上手く内を捌く必要もある。それを可能にしてしまうのが川田Jではあるが、展開に大きく左右されそうな点は注意。

アドマイヤベル(5枠10番 予想七番人気12.9倍)

騎手:横山武史 厩舎:加藤征弘

長所
フローラSを勝利してオークスへ挑む。東京コースをこだわって使っている馬で、牡馬とも対等に戦えているあたりスケール感を抱かせる。レースを重ねるごとにどんどん強くなっている。G1の舞台でもでも自分の競馬で勝利を目指したい。

短所
母や姉の適性距離を見るに2400mは若干長そうな感じがする。若駒のうちだからこそ2000mを走れている可能性もあり、距離への不安はあるかもしれない。多少間隔が詰まっているのもひとつの懸念事項。

ミアネーロ(1枠1番 予想八番人気18.3倍)

騎手:津村明秀 厩舎:林徹

長所
高速馬場で安定して結果を出しているのは評価ポイント。1枠1番をゲットできたのは好材料で、ロスのない競馬が叶いそう。姉妹は左回りで大箱コース向きの産駒が多く、初めてでも東京競馬場に合いそうだ。二週連続でヒーローになれるか?

短所
これまで出走したレースは所謂「裏街道」的なレースばかりで、戦ってきたメンバーもそこまで強い印象は感じなかったことから、力量差は人気以上に多きい可能性も。

コガネノソラ(3枠5番 予想九番人気22.0倍)

騎手:石川裕紀人 厩舎:菊沢隆徳

長所
父がゴールドシップというところからも「府中の中長距離向き」と思う声が多そうだが、その通りのパフォーマンスを見せている。コンビの手もあっている感じで、三連勝の勢いのままに圧勝劇まで見える馬。

短所
前走は展開が向いての圧勝だったことは忘れてはいけない。その上高速馬場での競馬続きだが、さほど前に行く馬でもないのに上がり33秒台の脚を使えていないのが気にかかる。

ラヴァンダ(5枠9番 予想十番人気38.2倍)

騎手:岩田望来 厩舎:中村直也

長所
坂がきつくないコースなら堅実に走ってくる馬。実力もそれに合わせて徐々についてきている。前走は大箱コースで操縦性の良さが光った。多少枠は外へ行ったが、岩田望Jがもう一度腹をくくれば突っ込んでくる準備はできている。

短所
少し臆病な所があり、陣営もスタンド前の発走に少し不安を感じている。母方や親戚にも長距離向きの馬がいないのも懸念点。攻めた騎乗をしないとスタートラインにも立てなさそう。

サフィラ(7枠15番 予想十一番人気55.1倍)

騎手:松山弘平 厩舎:池添学

長所
こちらも姉にサラキア、サリエラといった中長距離馬を持つオークスを見据えた血統。前走のクイーンCの調整失敗から反省して輸送タイミングを早めて精神的にゆとりをもたせるやり方にシフト。対策はばっちり。元々阪神JFで1番人気に支持されるくらい評価されていた馬なので、軽量なのも相まって長距離でさらにパフォーマンスを上げることに期待したい。

短所
いくら距離が短く体重減が目立ったとはいえ9着は負けすぎな気も。そのうえ折り合いに懸念をかかえており、果たして未知の距離でどこまでパフォーマンスを引き出せるのか?

エセルフリーダ(2枠3番 予想十二番人気59.3倍)

騎手:武藤雅 厩舎:武藤善則

長所
競馬場、馬場状況問わず大きなパフォーマンスの変動がないところが持ち味。大味な競馬ながらも一瞬の末脚の強烈さがある。スケール感に期待したい。

短所
高速馬場に対する適性があまりなさそうなこと、気性がチャカチャカしていて気まぐれなことを考えると不発に終わる可能性も考慮したい。

ランスオブクイーン(8枠18番 予想十三番人気74.2倍)

騎手:横山和生 厩舎:奥村豊

長所
ここ2走のスケール感は重賞級。モレイラJの手腕のおかげもあるだろうが、牡馬に交じって勝てているのは好感。大外枠でパフォーマンスを引き出す横山和J。極端に人気がないなら抑えるべき存在。

短所
中距離向けな馬ではあると思うが2400mで大外枠でどれだけロスを減らせるだろうか。それなりに競馬できるとは思うが、大きく回った影響で直線向く前に競馬が終了している可能性もある。

ホーエリート(4枠8番 予想十四番人気85.0倍)

騎手:原優介 厩舎:田島俊明

長所
小回り能力を活かしてフラワーCを好走した。切れる脚こそ持っていないが、長く使える脚はあるのでマークが向いていないところを上手くかいくぐりたい。タフな展開読みなら紐で抑えておきたい。

短所
展開待ちな1頭。高速馬場もそこまで得意ではなさそう。厳しいペースだと大きな変わり身は見られないとは思う。そこをどう踏ん張らせるかが難しい。

サンセットビュー(3枠6番 予想十五番人気108.7倍)

騎手:三浦皇成 厩舎:新谷功一

長所
不利や出遅れなどのアクシデントで実力を発揮しきれていない感はある。直線でばらける大箱コースの2400mならまだ直線一気で激走の可能性はあると思っている。距離延長歓迎のコメントもあり、期待は持てる。

短所
高速馬場は苦手そうな感じはする。もっとも、地力不足はどうやっても誤魔化しが効かないので全ての条件が好転してようやくスタート地点、くらいな感じもする。

ショウナンマヌエラ(8枠16番 予想十六番人気151.1倍)

騎手:岩田康誠 厩舎:高野友和

長所
切れる脚やスピード能力のある馬でないだけに、長距離に大きい適性を持っている可能性を信じたい。とはいえマイルの距離でもハナに立てるテンの速さは脅威。逃げさえすれば一発あると思っている。新味を引き出す岩田康J騎乗で奇跡を起こす。

短所
大外からダッシュを付けて逃げるのが大きくロスに繋がりそうで怖い。逃げなければまず持ち味を発揮できない馬なので、これを強いられる時点で苦しい戦いになるのには違いない。

パレハ(2枠4番 予想十七番人気185.9倍)

騎手:田辺裕信 厩舎:新谷功一

長所
前走は逃げたところを競られて負けたため、今回は少し控えて競馬する予定とのこと。内目枠からしぶとく先行する競馬なら、流れにさえ乗れれば一発ある。

短所
地力があまりにも足りない。

ヴィントシュティレ(6枠11番 予想十八番人気198.8倍)

騎手:北村宏司 厩舎:古賀慎明

長所
母はオークス二着馬。血統だけ見ればかなり優秀な存在。先行力もあって長距離向きの馬でもありそうなので一発の期待はアリ。
短所
地力があまりにも足りない。

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