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タバコと酒で代表「はく奪」はやり過ぎ

パリ五輪日本体操女子のエースで、19歳の宮田笙子(みやた・しょうこ)の代表資格の「はく奪」は、罰が重すぎないか。

概要は以下の通り
・内部通報があり発覚
・今年6月末から7月に都内で喫煙1度、練習施設の居室内で飲酒を1度した
・日本体操協会は20歳以上であっても代表活動中の飲酒、喫煙を禁止している
・協会と宮田は話し合いパリ五輪を辞退すると判断
※事実上の代表資格のはく奪とみられる
・宮田「数々のプレッシャーがあった」
・宮田欠場による補欠の繰り上がりはなし
エントリー期限は過ぎており、けがや病気の場合を除いて選手交代は認められず

キレイなアスリート崇拝


ひと昔前なら、喫煙や飲酒も大らかに見逃していたはず。アスリートをはじめ、著名人に「清潔さ」を求める風潮は強まっている。体操のみならず、日本が息苦しくなっている原因だと思う。
協会は喫煙と飲酒それぞれ1度と説明している。試しにやってみて体に合わなかったということなのだろうか。それだと、余計に今回の「はく奪」は厳罰すぎる。
常習性があったり、仲間も誘ったりしてチームの信頼を落としていたら、また別の見方になるんだろうけど。
18歳成人になったからといって、まだ19歳。謝罪だけさせて、パリで競技させてやればいいのに。宮田に結果で見返すチャンスを与えてやれよ。タバコ吸って酒飲んでメダル取るアスリートって俺は好印象を抱くよ。

人間関係の不和?

内部通報だという点は気がかりだ。
内部の人間関係にも憶測を呼びそう。みんなが仲良くする必要はないと思う。代表レベルはそれぞれが最高の個性や技術を持っている。まとめる労力はものすごく大きいだろう。
一人一人が最高のパフォーマンスを出せればいい。周りの雑念は気になるけど、自分自身に向き合っていけばいい。これは自戒を込めて。
ピンチに陥った時こそ、サポート役の協会スタッフやコーチの腕の見せどころ。選手に対して厳罰姿勢が世間でも浮き彫りになった。現在の代表メンバーをどう支えて結果につなげるか。メダルを獲得か入賞か。そして宮田をどう迎え入れるか。宮田を含めて、選手を絶対に見捨ててはならない。


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