BACK BEAT🎸(2023/5/20)

さてさて、兵庫公演に続き、大阪公演についての備忘録です。

枚方市総合文化芸術センター関西医大ホールにお邪魔しました。
関西医大には仕事で何度か伺ったことがありましたが、あんなに素敵なホールがあったことは今回初めて知りました。人生損するところでした。危ない危ない。

そして今回は大変珍しく、母親を引き連れての観劇。
観劇だけに集中したいがあまり、人と一緒に観劇することはほぼ無いというクセ強人間が今回は顔面がそっくりな人間と大阪に殴り込みです。

ことの発端は、『Beatlesの曲やるならお母さんも行きたい』の一言。
もちろん私がすでに一連の観劇スケジュールを立てて、チケットも抑えたタイミングでの申し出。観劇に命をかけているオタクからすれば宇宙が吹っ飛ぶレベルの衝撃的タイミングでした。

しかし私の母親は昔から以上に運が良く、かの有名な某桑田佳祐さんのライブでアリーナ最前線を引き当てるような女です。
何か良い予感がして、劇場枠のチケットを探しました。

すると、あったんです。
なぜこのタイミングまであのような軌跡の席が残っていたのか分かりませんが、通路側5列目が2枚だけ、あったんです。
光の速さでチケットを購入し、手元にあるチケットをリセールに出しました。やはり母親を巻き込むと良いことが起こるようです。

母親と特急電車内で合流し、さっそくコーヒーとクッキーで乾杯。
ピンクに塗られた母親の爪が可愛らしかったです。

あっという間に会場入りし、劇場を探検してから着席。
舞台が近すぎる座席に親子共々、沈黙の待機。
そして幕が開けました。

オープニングから私の体20センチ横を通る役者さんたち。
人は許容以上の衝撃を受けると体調を崩すんですね。
観劇後には頭痛がガンガン鳴り響いていました。緊急事態による警鐘だったのでしょう。

兵庫公演では気付けなかった細かな演出や、役者さんの表情を見ることが出来て、やっぱり演劇は生きものだな、とか、大それたことを思いました。

役者さんの汗や唾なども感じることができ、役者として生きる大人の本気を見た気がしました。

一番印象的だったのは、カーテンコールでの鍛冶さんの表情。
観客も一緒にステンディングでロックを楽しむのですが、観客を幸せそうに眺めるあの表情は、お芝居だったのか、鍛冶さんご自身の表情だったのか分かりませんが、人ってあんなに幸せを顔で表現できるんだなって感動しました。幸せがそこにありました。

そんなこんなで感動にボコボコにされた体を引きずりながら会場を後にした親子は、取り急ぎカフェで糖分を摂取。生命維持をはかります。

観劇後はあべのハスカスにでも行ってお買い物しようか♪と3時間前に言っていたなんて嘘のよう。命からがら特急に乗り込み、帰宅致しました。

観劇だけに集中できる一人観劇も良いですが、帰り道、母親と行った好きポイント発表会は定期的に開催したいな、と感じた観劇DAYでした。

また新しい世界を知れて、ご機嫌なあおいさんでした。



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