【シャンデラVMAX】シャンデラたちLO
こんにちは、はやせんと申します。
ご覧いただきありがとうございます!
先日、秋葉原にて開催された「ポテンシャルポケカ」通称"シャルポケ"に参加してきました!
「ポテンシャルポケカ」については、下記の記事の冒頭にて詳しく触れているので、是非そちらをお読みください。
主催 : さけねこさん
そして今回のシャルポケで
推しポケモンである『シャンデラVMAX』を使用しました。
せっかくなので、使ったデッキの紹介と、そこに辿り着くために試行錯誤してきた経緯をお話しさせてください!
・シャンデラVMAXについて
まず前提として、自分自身一番好きなポケモンが『シャンデラ』です。
幾何学的なデザイン、愛嬌、タイプ、C145から繰り出される高火力技。何をとってもめちゃくちゃ好きです。
そして、待望のシャンデラVMAXが発表されました。
ワザ『ダイポルターガイスト』で、相手の手札の中にあるトレーナーズの枚数分火力が上がります。
相手依存にはなりますが、手札にトレーナーズが4枚あるだけでVSTARワンパンラインの280ダメージに届きます。
そして特性がワザと相性がとても良く
特性『じゅばくのかげろう』で、シャンデラVMAXがバトル場にいる時に相手はポケモンの道具を付けることができなくなります。
最近流行りの封印石や、こだわりベルト、大きなお守り、ふうせん、葉隠れポンチョ、メモリーカプセル、ツールジャマー、しあわせたまご、望遠スコープ、各種グローブ、なべメット、いかついメット、フルフェイスガード、災いの箱、パニックマスクetc...
これら一切を無力化させます。
バトル場、ベンチ、関係なく付けられません。
付けられないまま手札に抱えたままのポケモンのどうぐもこちらの火力に変え、高火力を押し付けることができます。
Q『トレーナーズ全部使い切っちゃえばノーダメージやん』
A『はい!その通りです!!!(白目)』
そうなんです。
火力を、相手が相手自身で調整できてしまうんです。
相手依存で火力が変わるポケモンとして有名なところだと、お互いのベンチポケモンの数だけダメージが上がる『パルキアVSTAR』がいますね。
しかし、こちらが強い動きをしようと思うと止むを得ずベンチを広げてシステムポケモンを並べなければいけなかったり、「やまびこホーン」を使えば相手のベンチポケモンを能動的に増やすことができたり。
最悪、「お互いのベンチの数」なので、自分だけでもフル展開すれば160ダメージの最低火力が保証されています。
一方シャンデラVMAX。
相手の手札にトレーナーズが一枚もない場合、与えられるダメージは『 0 』です。
こだわりベルトを付けても
ダンデを使っていても
ギャロップの特性「ヒートブースト」で炎エネルギーをトラッシュしても
相手の手札にトレーナーズが一枚もなければ、ダメージは『 0 』です。
シャンデラVMAXが発表されたときはまだCマークのカードが使えて
相手のトラッシュから好きなカードを1枚相手自身の手札に戻す『びっくりボックス』や
相手の場の数がこちらより多い時に手札からグッズを出して使えなくなる「かせきのしがらみ」という特性を持った『オムスター』などで、手札にトレーナーズを抱えさせることが割と容易にできました。
他にも「溶接工」「炎の結晶」「巨大なカマド」など、炎タイプが強く動ける強いトレーナーズがたくさんあったのもポイントですね。
そして現レギュレーションになってそれらのカードが使えなくなってしまい、シャンデラVMAXは安定して火力を出すことができなくなってしまいました。
『 ならば俺が輝かせる!!! 』
さあ、研究開始です。
・研究過程と最終決定
シャンデラ×クワガノン
先ほど述べた中にあった、オムスターでグッズロックしてトレーナーズを溜めさせる戦法に一番近い戦い方です。
滝壺でベンチの炎ポケモンにエネ加速。そのエネルギーをエネルギー付け替えでバトル場のクワガノンに付け替えて後攻1ターン目からグッズロックを決めます。
「グッズを使わせない」ことに1ターン使って、次のターンにシャンデラで高火力を狙うデッキです。
ちなみにこれを考えたのはタイムゲイザーとスペースジャグラーが発売したあたりです。
シャンデラが苦手な水タイプにも、雷タイプのクワガノンを押し付けることで上手く相性補完しながら戦っていけます。
がしかし
・後1グッズロックの成功率が体感70%と低い
・パラライズボルトに全力を注ぎすぎて息切れが早くなりがち
・シャンデラで殴った次のターンからグッズロックが解除され一気に返り討ちに遭ってしまう
上記3つの壁を越えられず、高い勝率を叩き出せず解体しました…
今は森の封印石など、当時から新しく出てるカードがあるため、もう少し中身をいじれば戦えるのかもしれません。
シャンデラ×サーナイト
先月のポテンシャルポケカで使用した『モミダストダス』のメインポケモンをシャンデラにした形です。
(noteも書いてますのでリンクから是非!)
HP320の高耐久を駆使して
モミで全回復した後
さるじえ→アルカナシャインと手張り
で、盤面を元に戻して戦う、という戦法です。
ダストダスよりも前に、メインポケモンをシャンデラに設定してから生まれた構築です。
これを思いついたのは9月半ばで、世にロストギミックが蔓延っていた時期です。
ロストギミックは、はなえらびやアクロマの実験などで手札が増えやすく、シャンデラVMAXの火力が出やすいのでは?と思い、天敵パルキアも減ってきた今なら行ける!と意気込んで組み始めました。
実際勝てそうな試合もありました。
しかし、回収ネットや入れ替え札が有れば、ロストを増やすためにキュワワーをガンガン回すため、以外と手札にトレーナーズが溜まってないことがあり、意外と調節できてしまうもんなんだなぁ〜…って思いました。
試合後半は特に。
ただただシャンデラのロマン火力を求めて殴るだけの戦法を取るから勝てないのか…
と思い、どういう戦い方をすればシャンデラVMAXが輝けるか…を考えていたときに注目したのが、特性『じゅばくのかげろう』です。
この特性、「火力UPの手助けとして」ではなく「単純に相手への妨害」として生かした方が強いんじゃないか
妨害しながら、相手の手札にトレーナーズを溜める方法…
そうです。LOとのコラボです。
シャンデラ×シャンデラ
デッキコード : yMyySp-VJk8Br-M2yyMp
幸福度がすごい。
本当に幸福度がすごい。
LOVE シャンデラ。
しゅきしゅき シャンデラ。
本当はヒトモシも入れたかった。ヤレユータンは抜きたかった。
話を戻します。
---そもそも『 LO 』とは---
ポケモンカードに於いての敗北の条件は主に
①相手にサイドを全て取られ切る
②自分の場にポケモンが一体もいない状態になる
③山札の枚数が0枚になる
の3つです。
LO→「Library Out」の略称で、相手の山切れを狙う戦法のことをLOと呼びます。
まずLOとなったときに真っ先に浮かんだのが特性「やまあぶり」のシャンデラです。
シャンデラVMAXとやまあぶりシャンデラ。
基本的にあまり交わることの無かった
【火力×LO】の邂逅。
シャンデラ×シャンデラの、夢のコラボレーションデッキです。
しかしなぜ
"シャンデラVMAXを輝かせる=LO"
なのか。
LOと戦う時、あなたならどう対策しますか?
僕個人がLO対面で意識することは
・妨害系スタジアムをすぐに割るために、スタジアムを手札にキープする。
・こんらん等の状態異常を解除するために入れ替え札をキープするor進化前で戦う。
・削られた山を回復する手段(マリィ、ともだちてちょう、ふつうのつりざお等)をキープする。
あたりですかね。
そうです。リソースとなるトレーナーズをめちゃくちゃキープしたがります。
『手札にトレーナーズを溜めさせる』
ではなく
『手札にトレーナーズを相手の意思で溜めざるを得ない状況を作る』
ことができます。
たねポケモンが少ないことから、起こりやすいマリガンで山に入っているやまあぶりシャンデラや野盗三姉妹、ガラル鉱山等のブラフをチラつかせることで「あ、LOだ」と思い込ませます。
実際にLOの選択肢も取れるので、ブラフというわけでもないですが。
VMAXのシャンデラも、非Vのシャンデラも活かしていけるし、生かしていけるデッキです。
そしてもう一つ注目してほしいのが、進化前のシャンデラVの上ワザ 『あやしいひかり』です。
効果は単純で、相手のバトルポケモンをこんらんにします。
LOに於いて、相手の動きを妨害して止めて、ターンを稼いでる間に山を削り切るのがメジャーな戦い方で、こんらんで戦いづらくしたり、クラッシュハンマーでエネルギーを破壊したり、できる限りを尽くして妨害をしているうちに、山を削り切ります。
そのため、にげるか進化するまで回復せず、ワザの成功率を下げるこんらんはLOにとても有効に働いてくれます。
実際に、LOデッキの多くに「おうえんYホーン」が採用されています。
でも、Vのままでしか使えないのでは…?
そこで「メモリーカプセル」です。
シャンデラVMAXに進化して耐久を上げながらでも、相手にこんらんを押し付ける選択が取れます。
相手はポケモンのどうぐ付けられないのに、こっちはポケモンのどうぐを駆使して戦う。
相手は心底嫌でしょうね(他人事)
このデッキの主な戦い方としては
LOだと思った相手にシャンデラVMAXの火力押しつけて「こいつの火力を対策するには」へ思考を誘導させ、トレーナーズをガンガン使わせます。
正直こちらも自分の山を回す手段はマリィやさるじえに頼りきっているため、実際に野盗三姉妹や非Vのシャンデラで削れる山札の枚数はたかが知れています。
なので、実際このデッキと戦うとなると山を掘ってでも自分の動きをしっかりした方が強いと思います。
でも頭の片隅にLOの恐怖があり戦いづらいはずです。
一方こちらは、相手の戦い方を見て戦法を変えられます。
山を掘ってでも自分の動きを強くしてくる相手にはあやしいひかりでこんらんを押し付けてターンを稼ぐ。
山を掘らずにLOも対策しながら戦ってくる相手にはシャンデラの火力を押し付ける。
最悪火力が出なくても、相手の手札を見ることができるので、こちらはその手札から推測し、さらにその次のターンの動きを読んで行動選択したりすることができます。
こちらが先行を取った場合、じゅばくのかげろうを即起動させるために、ぐんぐんシェイクも採用しました。
最初に引けなくても、相手の手が止まってるうちにベンチのシャンデラも進化させたりすることもできるので、このデッキのオシャレ枠として2枚だけ採用してます。
正々堂々、素直に殴るもヨシ
相手を妨害してニチャアってするもヨシ
戦い方の選択肢を選べるのは、個人的にはいいデッキだと思っています。
実際シャルポケ当日は、マッチング運がよく、じゅばくのかげろうがぶっ刺さり、2勝1敗となんとか勝ち越すことができました◎
ちなみに勝った2戦はどちらもサイド取り切って勝ちました
・終わりに
昨今、Dマークのカードのレギュレーション落ちの話題がちらほら見受けられるようになってきました。
クイックボールやしんかのおこう、裏工作のジメレオンインテレオン、さるじえヤレユータン等、ここが抜けることで今は強いデッキも、環境から姿を消したりするかもしれません。
しかし逆もまた然りで、これから新しく出てくるカードのおかげで今まで日の目を浴びられなかったカードが突然大活躍するかもしれません。
実際まだまだ使いたいカードはたくさんあるので、これからも日の目を浴びられていないカードを輝かせるデッキ研究をしていきたいと思います!
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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