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2022/7・8月振り返り:消えた2カ月

7月・8月は、暑さと戦っているうちに怒涛のごとく過ぎ去ってしまいました。7月は振り返りを書く暇もなく。

7月
見逃し配信期限ぎりぎりまでかかって翻訳フォーラムを拝聴。
定例トライアル(ノンフィクション)に提出。久々の提出でした。
クク(子ども)、日本脳炎ワクチンの接種を半年遅れで2回完了。ずっとワクチン不足で受けることができずにいました。
ほんやく検定を受検。

……と、この辺りまでは忙しいながらも平穏な日々を過ごしていましたが、7月最終週に入ってククが体調を崩したことで日常が一変。「あれ、急に発熱?」と思ったその日の夜、初めての熱性けいれんを起こし、夜間救急室を受診しました。

尋常ではないククの様子に「いま診てもらわないという選択肢はないけど、コロナかもしれない。このまま運び込んでいいのか」と思いましたが、こういう状況では高熱が出ていることのほうが重要で、コロナかどうかは二の次なのだと救急室の看護師さんに教えていただきました。ククはけいれんが収まってからずっと泣き叫んでいて、こちらがだっこしても呼びかけてもわかっていない様子で、まるで赤ん坊に戻ってしまったかのようでした。救急室に到着し、しばらく待合室に座っている間にやっとはっきり目を覚まし、こちらの声に反応したときには心から安堵しました。

救急室の先生によると、日本人は特に5歳以下で熱性けいれんを起こす割合が高いそうで、幼いうちは決して珍しいことではないと知りました。しかし、救急車を呼ぶべきか迷うような体調不良は誕生後初めてだったので、こちらの心臓が止まりそうなほどの衝撃でした。熱性けいれんとしてはそれほど重くはなかったようですが、あんな経験はもう二度としたくないと思っています。

週明けに、かかりつけでコロナの抗原検査を受けました。コロナの可能性もずっと気になっていましたが、結果は陰性。夏風邪のひとつ、ヘルパンギーナという診断でした。ヘルパンギーナでは高熱がポンと出て、けいれんが起きやすいのだそうです。園でも特に流行ってはおらず、スーパーや図書館くらいにしか行っていなかったというのに、いったいどこからもらってきたのでしょう。

ククは登園してもいいのではと思うほど元気でしたが、症状のひとつである口内炎が消えるまでは園を休ませる必要があるため、しばらく家でみることになりました。

8月
月が明けてさっそく文芸翻訳講座があったので、夫に在宅勤務をしてもらって受講。課題提出と受講まではなんとかできましたが、その後は余裕がなく、5分間の「気になった箇所チェック」のほかは復習ができぬまま、今に至ります。

口内炎が早く落ち着くといいなあと思っていたさなか、ククがまた発熱。なんだなんだと思っているうちに、けいれんを起こした日よりも熱が高くなってしまいました。再びかかりつけを受診しましたが、またしてもコロナは陰性。しかし、解熱剤が切れるとすぐにまた高熱に戻ってしまい、1日中熱に浮かされながらひたすら私にしがみついていました。赤ん坊のころもあまり熱を出したことがなく、これまでは40度近く出ても機嫌よく部屋中を飛び回っているような子だったので、体調が悪いせいでずっとぐずぐずしている姿を見るのはこれが初めてでした。症状が改善しないため、もう一度受診して薬を変えていただいたところ、やっと熱が落ち着きました。

この高熱が出ていたときはちょうど夫の資格試験の受験日前後だったので、体調不良の子どもと資格試験で気が張っている夫にはさまれ、なかなか厳しい数日間でした。この間、私のほうもククが最初に体調を崩す前にすでに受注が決まっていた仕事があり、この期間どうやって乗り切ったのか正直あまり覚えていません。

ククの高熱後の回復はゆっくりで、このままお盆休みに突入かと思われましたが、なんとか1日だけ登園することができました。「3年ぶりの規制のないお盆休み!」というニュースを横目に、ククの体調を万全に整えるべく、休み中わが家はどこにも出掛けず過ごしました。

8月の残りは、大型案件と、その合間に小さな別の仕事も複数いただき、パズルをはめるようにして日々を過ごしました。1時間あたりの作業量が開業後もっとも少なくなってしまったのではないかと思うような案件もありましたが(=いろいろな原因により工数が増えてしまった)、なんとか無事に納品できてよかったです。

たまたまですが、ククが体調を崩す前に受注が確定していた仕事はどれも開始日が数日先で、分量が大きめであるがゆえに作業期間も長めだったので、今回は辛うじて綱渡りができました。これが短納期の仕事だったら看病との両立が立ち行かなくなり、お取引先におわびして作業開始後に案件をお返しするしかなかったかもしれません。

工数管理表、それに仕事と子どもの予定を書き込んでいるカレンダーを見ながら振り返ると、あらためて緊張の連続の2カ月だったなと思います。子どもが元気に登園してくれて、日々静かに仕事ができ、あっという間に1週間がたつことのありがたさ・尊さを感じています。

[旧ブログ2022/9/2の記事より転載]

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