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89冊目:プロフェッショナルマネジャー

感想

「終わり」から始めて、それに到達するために、ありとあらゆることをしなければならない。「経営する」とは、なにかをなし遂げること、やり始めたものをやり遂げることを指す。

Flierから抜粋

これに通ずるのがワンピースのルフィの「海賊王に俺はなる!」や今年流行ったアニメ「陰の実力者になりたくて」だろう。「終わり」はシンプルでいい、ただその過程が「終わり」に通ずる道にあるか、は毎日見れる目標表を作ろう。

血のかよった関係を築くことが重要とあるが、これを実現している人は見たことがない。部下に声を掛ければいい、マイクロマネジメントをすればいいという管理職がいるが、それが仮面・演技だとバレてしまっては、部下は疲弊し、エンゲージメントは低下するだろう。
親しくするわけでもなく、畏怖を与えるわけでもない、管理職というのはとても難しい仕事だ。

数字はいわば会社の操縦装置だ。数字を読んでいると、疲れて頭がクラクラしてくる。それでもたくさんの数字の中から、意味のある数字を見つけるまで、読んで読んで読み続けなければならない。

リーダーシップとは、いわば他の人々と一緒にボートに飛び乗り、オールをつかんで漕ぎ始めることだった。そして危機にあるときこそ、率先してオールを掴むこと。

Flierから抜粋

自分は自分で航路を作り、ボートを作って他の人々を乗せていく。もちろん自分が作ったのだから、漕ぎ始めるのも自分だ。
ただ、危機の時はオールは掴むが、勝手にオールを漕ぎ始めはしない。
それをしたら客船になってしまう、同じ船に乗ったクルーの意見を柔軟に聞き、危機を脱出していく方法を模索するのがリーダーと考える。

メモ

■経営においては、終わりから考えはじめ、そこへ到達するためにできる限りのことを努力すべきである。

■組織図に書きあらわせるような関係だけに着目していたら、組織はうまく機能しない。血のかよった関係こそ重視する必要がある。

■数字はできるだけ早く正確に算出するべきである。その数字がなにを意味し、なにを要求しているのかを理解することが、組織の継続的な成功を可能にする。

■リーダーはなによりも献身的に部下をサポートしなければならない。部下は守られていると感じるからこそ、創造的エネルギーを発揮できる。

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