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186冊目:最高の結果を出すKPIマネジメント

感想

会社全体のKGI(最終的な目標数値)は究極的には利益とある。
利益や売上は方針説明でも必ず出てくるが、その最終的な目標数値を組織として、個人として、どう達成するか、を言語化できていないことが多いように感じる。ステップ1の「KGIの確認」はできており、ステップ2の「現状とのギャップの確認」これが弱いのが原因と考える。

例えば、前年比の10%利益を上げるとする場合、もし売上が同じなら費用をその分削減する必要がある。費用を削減するために勤務時間を減らす工夫が必要、それはどう達成すれば良いか?となり、自分ごとで考えることができるのでは?と考える。

VUCAという不透明な世の中で適切なKPIの設定やマネジメントが難しくなってきている中で、今のメンバーや管理職手前の人がどれだけ自分ごとで考えられる人がいるか、これが今後の会社の経営を左右するのかもしれない。

メモ

■KPIとは、「事業成功の鍵(Key Performance)」を「数値目標(Indicator)」で表したものである。

■KPIはKGIの先行指標であり、CSFの数値目標である。KPIを達成すると、KGIも達成できるという関係性だ。KPIマネジメントとは、この3点をステークホルダー全員で共有・実行・改善し続けることである。

■KPIは「1つ」に絞られ、事前にわかる「先行指標」でなければならない。

■KPIマネジメントの理想は、全従業員がKPIに興味をもっており、それが悪化した場合に、各現場で打ち手を打てるという状況だ。

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