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126冊目:ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

感想

オリジナリティを発揮するうえで、特別な才能は必要ではない。重要なのは、「好奇心」を原動力に、既存のものに疑問を持ち、より良い選択肢を探すことだ。
オリジナルな人たちは、一般に思われているよりも、ずっとふつうの人たちなのだ。唯一違いがあるとすれば、それは彼らが不安や恐怖を抱きながらも「行動を起こす」という点である。失敗するよりも、挑戦しないほうが後悔すると、身をもって感じているからだろう。

Flierから抜粋

オリジナルな人たちは特別な存在だと思い込んでしまうが、当たり前だが最初から特別な人は稀で、大体は挑戦や変化を進んで行ってきた結果、特別な存在になったのだろう。

成功する起業家ほどリスクを基本は回避する方向で、ある部分で大きなリスクを冒すとあるが、トリコの八王を思い出した。八王は強大な力を有するが、それだけでは生き残れない。些細な変化に敏感に反応する(臆病とも取れる考え方)ことが、種として存続する秘訣(成功する)なのだろう。

キラリと光るアイデアは多産多死の中から生み出されるというのは、昨今の新規事業で言われることと同じだ。その新規事業が上手くいかないというのは様々な理由があるが、1つは既存事業の成功体験から、失敗と損失を嫌い、少ない手数で成功を狙おうとすることと考える。本当の意味での失敗への関大(朝鮮への歓迎)が、イノベーションには必要であり、それは一人一人が「行動を起こす」ことで変わっていくだろう。

メモ

■オリジナルな人とは、既存の価値観に逆らい、斬新なアイデアを発想するだけでなく、実際の行動によって、アイデアを実現していく人を指す。

■オリジナリティを発揮するうえで、特別な才能もリスクを冒すことも必要ない。成功者は、ある部分で大きなリスクを冒しつつ、他の部分では慎重になることでリスクを分散している。

■傑作を生み出す秘訣は、多くのバリエーションを試して、正しいものに突き当たる確率を高めることである。

■発言を通しやすくするには、「気むずかしい上司」に意見を伝え、味方につけることが効果的だ。

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