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140冊目:FACTFULNESS

感想

データを基に正しく見るとあるが、データが正しければ余程のことがない限り、大枠を外す人はいないのではないだろうか。そうなると正しいデータを容易に見る・聞く・知るが出来るか?が重要で、これが出来ていないのは、個々のバイアスやマスメディアの怠惰・歪曲ではと考える。

正しいニュースかどうかを判断するのはこれまで培ってきた知識であり、なるべく標準的な教科書やそれに近しい著書で学ぶことや動画で学ぶことだろう。100万部を超えたベストセラーだが、特別なことではなく、基本的なことを実行しているか否かが正しく見ることに繋がると認識した。

メモ

■世界はどんどん物騒になり、社会の分断が進み、環境は悪化していると多くの人は思い込んでいる。しかし統計データを見ると、世界は基本的にどんどん良くなってきている。

■人々が世界を誤って認識している原因は、本能からくる思い込みにある。良いか悪いか、正義か悪か、自国か他国か。世界を2つに分けるのはシンプルだし、直観に訴える力がある。これが「世界には分断が存在する」という考え方が根強く残っている理由である。そしてこうした考えが現在の世界の見方に、大きなバイアスをかけている。

■「ファクトフルネス」を日常に取り入れていくことで、そうした思い込みから脱して事実に基づく世界の見方ができるようになる。判断力が上がり、何を恐れ、何に希望を持てばいいのかを見極められるようになる。


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