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ときどき日記(595)公務員週休3日はムリ

ある自治体で公務員の週休3日が始まって広がりを見せそうだと新聞か何かで見かけた。

給与はどうするのかと思ったら、週5日の労働時間を週4日に集約する形だという。少なくとも2つの問題点が想起できてしまった。

まずは、人のやりくりの問題だ。週休3日の人がいれば、その人は必ず毎週1日休暇を取るのと同じ効果をもたらす。窓口職場などでは、1日あたりの年次有給休暇の取得人数を制限せざるを得ない職場もあり、さらに厳しい状況に置かれることになる。

また、週休3日の人に付与する年休は週休2日の人と同じというわけにはいかない。それは、同じ年休1日で休める時間の長さが違ってきて、週休3日の人の方が長く休めてしまうことになる。労使間の調整も難しそうだ。

あと、労務管理、管理監督や文書決裁(経伺)にも問題が生じる。

週休3日の者は定時前後に、はみ出して働かざるを得ず、管理監督者不在で平たく言えば気楽に仕事ができてしまう。手抜き、サボりもできる。電話もかかってこない。不正行為も容易い。

組織運営が立ちゆかなくなるのは明白だ。

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